セミファイナルで往年のライバルが激突! 【試合プレビュー】

いよいよ今週末に迫ったAFL Japanセミファイナルは、A.LEAGUE2位の東京ゴアナーズと、3位のイースタンホークスの対戦となった。

東京ゴアナーズは、2004年にAFL Japanファイナルが開始されて以来、グランドファイナル進出を逃したのは2011年、2013年、2017年のわずか3回。グランドファイナルへの進出が義務付けられているチームとも言える。一方のイースタンホークスは、2011年大阪ディンゴーズとの対戦以来、7年ぶりのグランドファイナル進出をかけた戦いとなる。

今年のゴアナーズは、中盤の要ラスト兄弟や得点源であったポッペのシーズン途中での離脱もあり苦しいシーズンとなった。しかし、  今シーズン新加入のラックマン オドリスコルやスピードスター有馬の活躍で着実に勝ち点を獲得しリーグ2位を死守。今シーズンのゴアナーズは、これまでのプレースタイルとは異なるハンドパスを多用した戦い方が功を奏し、スモールフォワードや中盤からのゴールを量産したが、リーグ最終戦のマグパイズ戦ではその連携が崩れ思わぬ苦戦を強いられた。

対するホークスは、昨年の不本意なシーズンから再起をかけたシーズンとなった。リーグ初戦でパワーズに敗れはしたものの、ゴアナーズ相手にドローの戦いを演じると、伊藤、佐々木、田邊の活躍でサンズに競り勝ちそこから3連勝を挙げた。しかし、サンズとの第2戦で惜しくも5ポイント差で敗れると、そこから3連敗を喫してしまう。さらにパワーズとのリーグ最終戦ではエース田邊が膝を負傷し、今週のセミファイナル出場は絶望的となってしまった。

不安を抱えた両チームの対戦となったが、リーグ最終戦から1週間でどれだけチームを立て直せるかが勝負のカギとなる。

AFL Japanセミファイナルは、11月25日(日) 13時50分から横浜カントリー&アスレチッククラブ(YC&AC)で行われる。

11/25
75 - 74
FULL TIME

Results / 試合結果

ClubQ1Q2Q3Q4Total
GOANNAS3,75,95,1310,1575
HAWKS3,05,38,711,874

Details / 試合詳細

DateTimeLeagueSeasonRound
11/251:50 PMA.LEAGUE Finals2018SEMI FINAL

Officials / 審判員

Field umpireBoundary umpireGoal umpireMatch commissionerPhotoVideo
Kohei Kageyama
Yudai Yamaji
Ryota Kozuki
William Shi
Jumpei Ueno
Toshiki Matsuhashi
Yuta ToyoshimaShoki MukodakaKento Takahashi

Movie

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=videoseries?list=PLmTevgF9Nn_Rb777VDW417ieTvFMuBvPr&w=1170&h=658]

予想勝率
ホークス 24%
ゴアナーズ 76%
*なお、この勝率は観衆25名に聞いたものである

試合前インタビュー
ホークス 加瀬さん

フットボール歴は長いですが、やはりセミファイナルは緊張しますか?
→久々のセミファイナルなので楽しみです。緊張よりも。

今シーズンもスポイルが目立ちますが、試合中に意識していることはありますか?
→ディフェンスとして付いた相手に決めさせないことが最も重要。その結果として、スポイルが多いだけです。

最後に、今日の試合に向けての意気込みをお願い致します。
→今シーズン、ゴアナーズとは1敗1分。この大事な試合で必ず勝ってグランドファイナルに繋げます。

加瀬選手 179cm 73kg 36才

ゴアナーズ 山本さん
ゴアナーズという国籍の違う人が多くいる中でのプレーをどの様に思っていますか?
プレーだけでなくカルチャーも分かる。フッティーがどれだけ愛されてるか、皆んなのカルチャーも知れて良い。
自分のストロングポイントはなんだと思いますか?
声。特に、チームを盛り上げる声が自分の持ち味。
最後にセミファイナルに向けて意気込みを教えて下さい
今年はチームで沢山、練習してきた。しっかりと勝てるようにしたい。


山本選手 184cm 80kg 33才

セミファイナル、ゴアナーズ対ホークスの試合が始まった。
予想では、ゴアナーズが優勢だかどうなるか。
また今回は、いつもより狭いグラウンドということもありコンタクトプレー増えるだろう。
第1Q
ゴアナーズ、サム選手がスナップを放つもビハインドに。今回はフォワードでの起用となっているとなっているが、ホークス加瀬が立ちはだかる。
その数分後、中盤でフリーでパスをもらい先制点を奪った。
一方、ホークス若大将、伊藤と佐々木が中盤で動き回るが中々、点を決められない。しかし、クラムからホークス吉原が倒れながらミドルゴールを決め同点に追いつく。さらに、ホークス佐々木が中盤から強引にスナップを放ち逆転に成功する。
負けられないゴアナーズも前線のワンポイント、ワイアットがゴール前で相手を押させマークしこれを決めた。予想とは反し、中々均衡した試合となりそうだ。
ゴアナーズ、サム選手のセットショット。一度は外したと思われた。しかし、ラインギリギリでルークがマーク。更にゴール正面のオーシャンズに当て決まる。
ホークス、伊藤の個人技が目立つ。普段は典型的なサッカー蹴りが目立つが、右サイドからアウト回転をかけ角度のないところから決めた。個人的にはスーパーゴールだ。
試合終盤、ホークスの元気印佐藤がタックルを決める。彼の筋肉は動物に匹敵するものがある程、存在感がある。しかし、パスの方は繋がらず。ホークス伊藤がスリング気味のタックル。そのままプレーオンとなったが、試合に対する気持ちの強さを感じた。
結果、第1Qは25対18でゴアナーズがリードして終わった。

第2Q
選手は皆、肩で呼吸している。疲れが見え始めたか。
ゴアナーズ、デンプシーが中盤のこぼれ球をロングゴールした。非常にキレが良い。一部ではげーリックフットボール経験者とも流れている。
ホークス、伊藤が中盤でボールを奪う。これを同級生ホットラインで前線に構える佐々木に。マークこそならなかったが、ファンブルしたボールをそのままドリブルし決めた。
ホークス、加瀬はどこまでやるのだろう。皆が怖がってしまうスマザーを果敢にし相手攻撃陣の芽を摘む。
ゴアナーズ、パワーモンスターのワイアットがまたも相手ディフェンダをなぎ倒す。更に、丁寧にピックし中盤から決めた。何という、力だ。
ホークス、佐々木のアジリティの高さは目立つ。しかし、ゴアナーズ、サリバンも負けじと追いかけ封じ込めに行く。
加瀬対ワイアットのマークコンテスト。ワイアットが力で勝るかと思いきや、加瀬が手の長さを生かしスポイルに成功。
終盤間際、ホークス、ホットラインの伊藤から佐々木へ。これをしっかりと決めここでタイムアップ。
結果、39対33でゴアナーズリード。果たして、後半どうなるか。

第3Q
両者、好プレーを見せるも中々、ゴールに繋がらず。
ホークス、ゴール前のこぼれ球を押川が押し込んだ。
ゴアナーズ、体の大きさを活かしたプレーが光る。ディフェンダー、ディーンの対人といいトラビスのマークといい非常に上手い。そして、ゴアナーズ、ディーンのマークからプレーオンをしようとした矢先、ホークス佐々木がタックルで止める。更に、フィフティーを受けゴール前できちんと決めた。
続いて、ホークス及川。ディーンを押さえ込み、マークを決める。更に決めホークスが逆転。その後、点差は中々動かないが白熱した試合展開が続いた。
結果、55対43でホークスが逆転に成功した。

第4Q
ホークス、このまま大逆転に成功するか。または、強豪ゴアナーズ、意地を見せるか。
開始早々、ゴアナーズ、エースサムがゴール前でマーク。これを決めた。これで点差は6点に縮まった。1ゴール差だ。
またも、中盤からゴアナーズ、ローリーが粘り強くボールを奪いまたも前線のサムへ。これも決めた。非常に勝負強い。これで同点となった。
一方、ホークス、ゴール前で佐々木がファールを受ける。こちらも決めた。またも点差が広かった。見応えある試合だ。
一方ゴアナーズ。中盤でのクラムを制し始めた。更にデンプシーがミドルを決めまたも同点。続いて、ゴール前でサムがマークを決める。しかし、外してしまった。簡単な距離こそプレッシャーが重くのしかかるのだろう。汚名返上か。数分後、中盤でゴアナーズ、サムがマークを決めた。今度はきちんとロングゴールを決め逆転に成功。
またしても、ホークス佐々木が試合を動かす。マークこそ落としたがこぼれ球に反応し決めた。ボールへの反応速度がかなり早い。
なぜ、ホークス佐々木はあんなにも空くのだろうか。または、中盤の伊藤は佐々木しか見ていないのか。この試合、何度もあのホットラインは見た。
残り1分、ゴアナーズ、トラビスが中盤から不規則な回転かつ体勢が崩れながらミラクルゴールを決め逆転。昨シーズンのグランドファイナルを思い出させる展開だ。
ここでタイムアップ。
結果、74対75でゴアナーズがグランドファイナルへ駒を進めた。

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