4, Leading Goalkicker AwardはMatthew Galeメダルへ

A.LEAGUEの得点王(Leading Goalkicker Award)は「Matthew Gale Medal」へ名称を変更いたしました。

 

2013年、当時トップリーグと呼ばれていたリーグのLeading Goalkicker となったMatthew Gale氏。7ラウンドの試合で決めたゴールはなんと81。現在はラウンド数も増えておりますが、Matthew Gale氏の年間ゴール数はいまだに破られていません。

 

この度A.LEAGUEは、プレイヤーとして数多くのゴールを決め、現在では日本のみならずアジアでのオーストラリアンフットボールの普及に取り組まれているMatthew Gale氏(43)に敬意を表し、同氏の名前をメダル名につけることにいたしました。

 

最近までAFL Asiaのプレジデントを務め、現在はAFL AsiaのAdvisory Board Memberで、同時にGO.LEAGUEに所属する大阪ディンゴーズの代表も務めているMatt氏に「Matthew Gale Medal」となったことについてインタビューを行いました。

―最初に日本でプレーしたのはいつですか?

日本に来たのが2013年、その年にトップリーグに参加しました。オーストラリアでもフットボールはずっと好きでプレーしていたので、来日した際にフットボールに関われたのはとても嬉しかったです。その時の嬉しさと新鮮な気持ちは忘れません。その年のアジアンチャンプスで他のクラブのプレイヤーと日本を代表して同じチームで戦ったことも鮮明に覚えています。

 

―初めて日本のリーグを見たときの印象と今のリーグの印象はどうですか?

まず日本のプレイヤーは非常にスピードがあるということに驚きました。それまで9人制の小さいグラウンドでプレーしたことがなかったので戸惑いもありましたが、プレーしてみたら私のスタイルに合っていました。

 

私は当時125kgあったので、長い距離を走れませんでした。小さいグラウンドではあまり走ることなくフォワードでターゲットになることができてラッキーでした。

 

今の日本のリーグの印象はスピード感があるということで変わりありませんね。他の競技から転向したプレイヤーが多いのですが、すぐにオーストラリアンフットボールのプレーに適応して、スキルを高められるプレイヤーが多いです。

 

また、オーストラリアはシーズンスポーツの考え方が根強く、オーストラリアンフットボールのシーズンは約半年間ですが、日本では一年間を通してオーストラリアンフットボールのトレーニングを行っているプレイヤーが多いのも驚いています。

 

一方で日本のプレイヤーがリーグに関わり続けるのが難しい環境というのはもどかしく感じています。大学生くらいからオーストラリアンフットボールを始めても、4年間で卒業して働き始めると同時にスポーツから離れてしまう方が多くいます。

 

―AFL Asiaのプレジデントを務められ、今はAdvisory Board Memberとして関わっていますが、近い将来のアジアでの展望はありますか?

それぞれの国で国内リーグを発展させていきたいです。ベトナムには1クラブしかなく、同じく1クラブしかないカンボジアと戦ったりしていたのが、少しずつ国内でリーグが開催できるようにプレイヤーが増えてきています。

 

その点日本はアジアの中ではユニークな存在になっています。長い間、国内リーグが整備されていて、オーストラリアの方が関わらなくても安定してオーストラリアンフットボールを楽しめる環境になっています。

 

また、最近のアジアの傾向では女性のプレイヤーやジュニアレベルのプレイヤーも増えていますね。5年以内に競技者を倍にする計画を持っています。

 

新型コロナウイルスの影響がなければもっと早く発展できると思っていましたが、今は我慢の時ですね。

 

―ご自身のお名前がLeading Goalkickerに贈られるMedalの名称になると聞いたときはどのように思いましたか?

鳥肌が立ちました。今その質問を受けて思い出しただけで、鳥肌が立ちます。私自身はLeading Goalkickerとして1度しか表彰を受けていませんが、日本やアジアでのフットボールの発展に貢献したことも認めていただいたとのことで、大変光栄に思いました。

 

8歳からフットボールを始めて、43歳までフットボールに関わり続けている35年間の私個人のフットボールキャリアの中で、最も名誉あることだと感じています。

 

―今回のことはどなたかに伝えましたか?

今回のことは正式な発表まで公にできませんでしたので、家族やごく近いフットボールの仲間のみに伝えました。現在所属する大阪ディンゴーズの仲間からも喜んでもらえて嬉しかったですね。

 

―今シーズンA.LEAGUEで最初のMatthew Gale Medalを狙うプレイヤーにメッセージがあればお願いします。

リーグで最も多くゴールを決めるというのは素晴らしい結果を生むと思います。自身を誇りに思うと同時に、ゴールを多く決めるのは所属するクラブにもきっと良い結果をもたらすはずですので。

 

あとは、ゴールキックに関してアドバイスを求められたら喜んでお伝えできるので、気兼ねなく尋ねてください。そして、日本に住んでいる限り大阪からでも授賞式には参加して是非直接メダルを手渡したいですね。

 

2021年のA.LEAGUEは10月10日(日)に開幕の予定です。今シーズン最も多くのゴールを決めてMatthew Gale Medalを受賞するのはどのプレイヤーか、注目が集まります。

 

 

【till the bounce 目安箱】

till the bounceシリーズでは広く皆様からのご意見、ご提案をお待ちしています。小さなアイデア、実現が難しそうなアイデア、何でも結構です。リーグの開幕に向けて、「こういった安全対策をしてほしい」「こうすればリーグがより安全になる」「このようなことで困っている」など、日ごろお感じになっていることを気兼ねなくお伝えください。

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