Heath Shawは今週末の試合で300試合出場を達成する。彼は偉大な記録を達成するのを目前にしているにも関わらず、いつも通りにトレーニングをこなしている。そしていつも通りにその試合日を迎えるだろう。
彼の落ち着きとは違い、300試合が近づくにつれてフットボール界では彼の記念試合を取り上げ、徐々に盛り上がりを見せている。
ジャイアンツは記念試合に向けて映像を作成し、彼の兄Rhyce、2010年にコリンウッドでプレミアシップを達成した時の監督Mick Malthouse、コリンウッドでプレーしていた際のチームメイトDale Thomas、そして長い間のライバルであるEddie Bettsのインタビューをまとめた。
彼は現在33歳、長いフットボールキャリアが凝縮された映像となった。
「最近は会えていない人からもたくさんのメッセージをもらった。皆、自分のフットボールキャリアに大きな影響を与えてくれた人たちだ。」彼は落ち着いた様子で語った。
「本当に素晴らしいメッセージをもらった。どれもとても貴重で大切なものだと思う。」
「土曜日の試合をとても楽しみに今週はトレーニングできている。当日チームメイトとグラウンドに駆け出すのが楽しみだ。」
「Mickはビデオの中で、僕のことを一年ももたないと思っていた、と話してくれた。ましてや300試合なんてと。」
「とても興味深いコメントをもらった。これまで2つのクラブで戦ってきて、その中でたくさんの人たちと出会うことができた。」
「28歳の時、AFLの生活が少し退屈に感じ始めた。そんなとき、前年に1勝しかしていないクラブへの移籍を決めた。それはクラブにとっても自分自身にとっても大きなリスクだったが、良い決断だったと思う。」
「そして今、一瞬一瞬を楽しんでいる。」
彼が2013年のシーズン終了後にコリンウッドを離れる決断をしたとき、彼の家族は驚きを隠せなかった。父親のRay、おじのTonyとNeville、兄のRhyceは皆、コリンウッドで戦ってきたからだ。Shaw一家はコリンウッドと共にあった家族だった。
しかし、新天地を求めた彼は、この移籍がさらに飛躍するきっかけとなると信じた。そして、ジャイアンツでクラブの最優秀プレイヤーを受賞し、さらにオールオーストラリアンにも選出されるという偉業を達成した。
「ジャイアンツの歴史の一部となれたことを誇りに思う。」
「コリンウッドでは慣れてしまい、成長が止まっていたと感じていたので、自分のフットボールキャリアに刺激を与えてくれたこのクラブに感謝している。」
「2つのクラブでプレーするとは思ってもいなかったし、コリンウッドでワンクラブプレイヤーとして優勝し、そしてコリンウッドでキャリアを終えると思っていた。でも、不思議なことにそうはいかなかった。」
「リスクだったとは思う。」
「でも、その決断に間違いはなかった。」
ジャイアンツは今週末、アウェイのアデレードでポートアデレード・パワーと対戦する。先週の試合はコリンウッドと戦い連敗を止め、さらに第1クウォーターに一気に8ゴールを決めるなど、チームに勢いが戻ってきている。今週末の試合でもその勢いのまま戦うことができるだろうか、ファイナルに進出するためにもシーズン終盤の戦いは気が抜けない。
「Leon(監督)と僕は先週、試合後に話をした。その試合のファーストクウォーターの勢いを再現する方法を。」
「すごく貴重な話だった。」
「ポートアデレードは良いチームなので、必ず我々を止めに来る。」
「今シーズン彼らは素晴らしいフットボールをしているが、我々は今取り組んでいることに集中して戦うだけだ。そして先週のあのクウォーターのような戦いができれば、良い結果が生まれると思う。」
記念すべき300試合目を勝利で飾ることができるだろうか。バックラインでチームメイトに声をかけ、全身全霊でボールにアタックするHeath Shawに、注目したい。