ジャイアンツは大切なシーズン終盤戦を落とし、ファイナル進出に黄信号が灯った。相手のクローズは先週、今シーズン初白星をあげたばかり。クローズを率いるのは昨シーズンCameron監督のアシスタントを務めたMatthew Nicksだ。
ジャイアンツは第1クウォーターでのボールの競り合いに負け、2ゴール差をつけられるとその際を埋めることができないまま試合を終えた。勝利を分けた立ち上がり、クリアランスで2-10と大きく出遅れ、流れをつかむことができなかった。
元クローズのラックマンJacobsは最終クウォーターにゴールを決めるなど奮闘したものの、47-59で大切な一戦に負けたことは、あと2試合を残して熾烈になっているファイナル争いをさらに厳しいものにした。
クローズの厚いディフェンスに阻まれたジャイアンツ、インサイド50mはクローズの49回に対して、26回とチャンスを作ることができなかった。
Lachie Whitfield(29ディスポーザル)はこの日ジャイアンツで最も活躍したプレイヤーとなったが、周りからの十分なサポートを得ることはできなかった。
Tim Taranto(23ディスポーザル、5クリアランス)とキャプテンのSteve Coniglio(20ディスポーザル)もボールに多く絡んだが、相手のプレッシャーに悩まされ、正確にパスをつなぐのに苦労した。
ジャイアンツは土曜日にメルボルン・デーモンズと、そして最終節に現在5位のセントキルダ・セインツと対戦する。
【今週のNever Surrender!】
ディフェンスラインのカウンターアタック。Himmelbergが相手ディフェンダーをひきつけポジション争いをしている間に、Greeneがマークを取りすぐにプレーオン。
空いたスペースに走り込んだFinlaysonにハンドパスを出し、余裕をもってゴールへ。フォワード3人の連携が光ったプレーとなった。
ADELAIDE 3.3 3.7 8.7 8.11 (59)
GWS GIANTS 1.1 3.3 6.3 7.5 (47)
GOALS
Adelaide: E.Himmelberg 2, McAdam 2, Stengle, Walker, Sloane, M.Crouch
GWS Giants: Finlayson 2, Hill, Caldwell, Jacobs, Cameron, Shaw
BEST
Adelaide: Laird, B.Crouch, M.Crouch, O’Brien, McAdam, E.Himmelberg, Sloane
GWS Giants: Whitfield, Taranto, Coniglio, Haynes, Hopper, Jacobs