ジャイアンツは61-35でサンズに快勝した。試合序盤から相手にプレッシャーを与え、多くのミスを誘うと一度もリードを許すことはなかった。
試合経過は良好だったものの、ジャイアンツも決定力を欠き、スペースを作るまでは良いものの、効率よくゴールにつなげることができない場面も多かった。また、重要なフォワードToby Greeneがボールを追う途中にハムストリグを痛めて、第1クウォーターで退場。試合への復帰を試みるも状態が悪く、ベンチに下がったまま試合を終えた。
さらに中盤のMatt de Boerも試合終盤に同じくハムストリングを痛め、ベンチへ下がった。試合に勝利して7位に浮上したものの、手放しでは喜べない状況だ。
Greeneは「大した怪我ではないことを願っている。」と試合後に語り、会場を後にした。
ジャイアンツは今シーズン2回目の連勝。勝利を支えたのはディフェンスに復帰したZac Williams(26ディスポーザル)と中盤で多くのボールにアタックしたJacob Hopper(26ディスポーザル)、Tim Taranto(21ディスポーザル、1ゴール)、そして調子が戻っているキャプテンのStephen Coniglio(20ディスポーザル、1ゴール)だった。
Lachie Whitfield(29ディスポーザル)とJosh Kelly(29ディスポーザル)はグラウンドを縦横無尽に駆け回り、スペースを見つけボールを大きく展開した。
サンズには度々カウンターアタックを受けたが、ディフェンスが1対1のコンテストで圧倒し、ボールを弾き返すことができていた。スキルの高さとスピードを見せ、余裕を持って戦っていたが、意思疎通が取れずにミスが起きたシーンも多く、怪我と共に懸念事項も出てきた試合となった。
【今週のNever Surrender!】
ロングキックのターゲットとなるフォワードが多いジャイアンツ。Harry Himmelberg とJeremy Finlaysonがボールに競り合い、こぼれたボールをConiglioが処理。プレッシャーを受けながらもJeremy Cameronにハンドパスをして、Cameronは角度のないところからでも自信を持ってキックしゴールを奪った。
ターゲットとなっている3人の内、どのプレイヤーが空中戦に参加するか相手に絞らせていないジャイアンツ。フォワードインサイド50mにボールが入った際のゴール確率が高いのも、トールフォワードのコミュニケーションが取れている証だ。
GOLD COAST 0.3 2.4 2.7 4.11 (35)
GREATER WESTERN SYDNEY 2.4 4.5 5.7 9.7 (61)
GOALS
Gold Coast: Ainsworth, King, Swallow, Weller
Greater Western Sydney: Cameron 2, Himmelberg 2, Coniglio, Finlayson, Hopper, Kelly, Taranto
BEST
Gold Coast: Collins, Witts, Bowes, Ainsworth
Greater Western Sydney: Whitfield, Williams, Taranto, Hopper, Haynes, Corr