今週末土曜日の決勝戦、リッチモンドのラックマンが誰であろうと、その前には大きな壁が立ちはだかる。Shane Mumford、ジャイアンツ不動のラックマンだ。
彼は大きな体とセンスで、ラックワークでは常に優位なポジションを確保する。唯一、弱点があるとすれば、俊敏に動き回るラックマンへの対応だろうか。しかし、弱点とされていることに関して、彼は全く意に介さないでいる。
「ラックワークではきちんと跳んで、勝つためにできる全てのことを行うだけだ。」
「キャリアを通して一貫したトレーニング、一貫した試合運びをしてきた。今週末もそれは変わらない。」
彼のボールアタック、激しいタックルは他のクラブにとって脅威になっており、チームメイトのために体を張ってプレーすることを厭わない。
シドニー・スワンズで優勝を経験している彼は、ジャイアンツのオンボーラー達をスワンズのスター、Josh Kennedy、Ryan O’Keefe、Jude Bolton、Kieren Jackらに例えた。
「ジャイアンツのオンボーラーはまるで彼らのようだ。非常にタフなプレーをする。」
「私がこのクラブに加入したとき、彼らはまだ細く頼りないプレイヤーだった。しかし、今、本当に強く、タフなプレイヤーになっている。」
「彼らはリーグを代表するようなベストプレイヤーだ。」
Tim TarantoとJacob Hopperは、Callan WardとStephen Coniglioが欠場した試合、ミードフィールドでリーダーシップを発揮し、ウイングのHarry Perrymanと共にチームを支え大きく成長した。
Mumfordは、ジャイアンツ設立史上最も重要な試合を前に、まだ経験の浅いプレイヤー達にアドバイスを送った。
「彼らにこう言ったんだ。一緒に試合を楽しもうって。」
「全てを出し切って、試合終了まで目一杯楽しむ。そうすれば、どのプレイヤーにだって女神は微笑むんだ。」
「本当に特別な時間になる。それは、誰もが憧れる時間だ。」
Mumfordは先週の試合、コリンウッドのラックマンBrodie Grundyに苦しめられた。しかし、ベテランは苦しい時間帯にここぞとばかりに力を発揮し、ハードにタフに戦いそれがチームの勝利に大きな影響を与えた。
彼は接戦になればなるほど、研ぎ澄まされたプレーを見せる。
「先週の試合、最後の5分間はセットプレーの連続で本当にハードだった。」
「もし今週、同じような展開で苦しい時間が続いても、ジャイアンツには自信がある。どんなに追い込まれても、厳しい戦いでも、勝てるという気持ちを持ち続ける。」
大きな体に強い気持ちを持ち合わせたMumford。MCGでチームの柱となって戦うのは、明日、日本時間13:30にボールアップ。ジャイアンツ初の優勝をかけた試合、最初にボールを触るのはMumfordだ。