ファイナル第2戦:ジャイアンツ、堂々と準決勝へ

ジャイアンツ:   5.4 9.7 15.10 19.11 (125)
ウェストコースト:   3.0 4.2   5.2    9.4    (58)

スティーブ・ジョンソンはチームと共に好調で、後半に6ゴールも奪い、アウェイのスポットレス・スタジアムで疲労のみえたウェストコーストに対して67点差の大勝利となった。ジャイアンツは19.11(125)対9.4(58)と快勝で、来週の土曜日にMCGでリッチモンドと対戦する準決勝に進出できた。

チームから外された一週間後、ジョンソンは最高のコンディションでこの勝利に貢献した。

ハーフタイムを迎える頃にジャイアンツは既に35点差でリードしており、勝利を確信していたが、ジョンソンは後半にさらにギアを上げ、10年前の最高の状態を想起されるような動きを見せた。さらにジャイアンツは試合を通して非常に巧みな試合運びができていた。

かつてのジーロングのプレイヤーのジョンソンは第3クォーターに4ゴールを獲得、第4クォーターにはさらに2ゴールを加えた。7つ目のゴールを奪うチャンスもあったが、45メートル地点でのマークからのセットショットはジョンソンにとって少し距離が遠すぎた。

ジャイアンツの勝利で、シーズンのベスト4チームが準決勝に進んだことになった。ジャイアンツは、リッチモンドを倒さない限り、決勝には進めない。

ホームグラウンドでの試合、ジャイアンツは常にリードしていた。ストッページをほとんど獲得し、ボールを大きく展開して、スピードを活かすことができた。

「今日はプレッシャーとタックルがかなり良かったと思う。そのプレッシャーのおかげで、より簡単に得点することができた。」ジャイアンツ監督のレオン・カメロンは語った。

「勝たなくてはいけないファイナル戦を勝つのは本当にうれしいことだ。先週は非常にがっかりしたが、あの敗戦に対する反応は一つしかない。それは次の週に全力でプレーすることだ。」

「試合のテーマとして掲げたのはボールの動かし方や、プレッシャーをかけること、さらにタックルを通して、そのプレッシャーを維持することだった。今日の試合ではそれをよくできたと思う。」

点差は、第1クォーター終了時が16点、第2が35点、第3が68点になった。

トビー・グリーンも素晴らしかった。3ゴール、17ディスポーザル、第2クォーターにトム・バラスの上に乗るハイマークも取った。

ローリー・ロッブもネーサン・バーディとのラックワークの競り合いでよく戦っていた。ジャイアンツは48対38でクリアランスを制し、ミッドフィルダーがそのクリアランスを効果的にフォワードへつなげた。

ジョンソンは多くの得点を上げたが、ジャイアンツの勝利はミッドフィルダーに支えられたものだった。

スティーブン・コニリオ(35ディスポーザル、8クリアランス)は試合のベストプレイヤーであり、ジョシュ・ケリー(33ディスポーザル)とロキー・ウィットフィルド(28)、カラン・ワード(28)、ディラン・シール(25)も試合に良い影響を与えた。

イーグルズは先週のポートアデレードとの延長戦の勝利後、疲れが残っていたようだった。試合序盤から流れを掴むことなく敗退した。

しかし、アダム・シンプソン監督は、疲労は言い訳にはならないと語った。

「今夜、ジャイアンツは素晴らしく、我々はそれに対応するにはほど遠いパフォーマンスだった。大変惜しかった。相手は調子が良かったが、我々は万全ではなかった。」

「しかし、疲労のせいだとは言わない。試合が続くにつれ、我々がついていけなかったことは明らかだった。」

「2週間連続での飛行機による遠征は言い訳にはならない。通常のシーズンでより試合に勝ち、よい良い順位で終われなかったのは我々の責任だ。」

「今夜は充分な戦いではなかった。やってみたことがすべて失敗だった。」

サム・ミッチェル(28ディスポーザル、2ゴール)とマット・プリディス(30)、ドリュー・ピートリー(1ゴール)らは彼らのキャリアの最後の試合で良い活躍を見せた。

ジャイアンツはクォータータイムにすでにリードしていたが、ボールをもう少しじっくりと回したらリードはそれ以上になっていただろう。

第1クォーターにイーグルズのディフェンダー、ジェレミー・マガバーンとトム・バラスがジャイアンツのキックからインターセプトマークを3つずつ記録した。ジャイアンツはターゲットのいない長いキックをやめてから、ボールの動きが滑らかになった。

第2クォーターには、ネーサン・ウィルソンがバックポケットから走り出し、トム・スカリーにまっすぐ55メートルパスしてゴールを取るなど、ジャイアンツ得意の素早いボール運びも多く見られた。

第2クォーター後半からは更に流れが良くなり、イーグルズは反撃のチャンスがなくなった。ジャイアンツはこのクォーターだけで4ゴール(イーグルズは1ゴール)を奪い、勝利を決定づける、35点差を確保した。

<怪我の情報>
ジャイアンツ:ジャイアンツはこの試合に出たプレイヤーが全員来週にも出られる見込みだ。ディフェンダーのニック・ヘインズは第3クォーターの膝の打撲の際、グラウンドに倒れ込んだが、その後は試合に復帰して終了時までプレーし続けた。
イーグルズ:けが人はなし。

<次の試合>
ジャイアンツは来週の土曜日の準決勝でリッチモンドと戦う。今年の2試合では、両チームが1つずつの勝利を得ている。前回、ラウンド18でリッチモンドと対戦した際はメルボルンで大敗しているジャイアンツだが、今回の勝利で流れに乗っているため拮抗した試合になりそうだ。

ゴール
ジャイアンツ:ジョンソン6、グリーン3、パトン2、シール、スカリー、タラント、ワード、デボー、ヒメルバーグ、デリディオ、コニリオ
ウェストコースト:レクラー2、ミッチェル2、バーディ、ケネディ―、シュイー、ピートリー、ダーリング

ベスト
ジャイアンツ:コニリオ、ウィットフィルド、ジョンソン、ワード、コール、ケリー、シール、ウィルソン
ウェストコースト:プリディス、シュイー、ミッチェル、ハーン、レデン

負傷者
ジャイアンツ:なし
ウェストコースト:なし

レポート:なし
アンパイア:ストビック、シュミット、ライアン
観客:スポットレス・スタジアムで14,865人

筆者:マイケル・ワイティング
翻訳:ジェフ・ブランズ

 

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