R14 vs. Cats 不満の残るドロー。

GIANTS            3.1    5.3    7.5    10.8    (68)
GEELONG        3.1    6.5    9.6    10.8    (68)

ジャイアンツは強豪のジロング・キャッツとの戦いで、第4クウォーターに一時20点あった差を縮め、AFLでは珍しい引き分けへと持ち込んだ。

キャッツのフォワードTom Hawkinsは試合終了のサイレンが鳴ってから最後のセットショット。ゴールに入れば逆転勝利というシーンでビハインドに外し、68対68の同点で試合が終わった。

キャッツは先週の試合で脳震盪を起こしたJoel Selwoodが欠場、さらにウォーミングアップで膝を痛めたDaniel Menzelも急遽欠場となり、苦しい戦いが予想されたが、それでも多くの時間帯で試合を支配し、持久力のあるジャイアンツに対して接戦を繰り広げた。

最終クウォーターが8分経過した時点で、キャッツの柱Patrick Dangerfieldのゴールなどで、47対67で20点のリードを奪われた。しかし、そこからジャイアンツの反撃が始まる。Jonathon Pattonのこの日4つ目のゴールを含む21点の連続ゴールで一気に68-67と逆転に成功。キャッツは何度か反撃を試みたものの、ジャイアンツの安定した守備が勝り、Hawkinsが最後にコンテストマークを取るまでチャンスが無かった。

「(最後にゴールを外した)Tomが残念に思うのは仕方ないが、最後にチャンスを作り、同点に持ち込むことができたのは彼のおかげだし、チームメイトと共にこの試合、クラブを誇りに思ってくれるだろう。」試合後にキャッツの監督Chris Scottは語った。

「最後にチャンスを得たことは良かった。負けるよりも引き分けのほうがよっぽど良い結果だ。勝ち点2を得たことは本当に良かった。とても拮抗した試合の最後にあのようなセットショットのチャンスが巡ってきて、プレッシャーのかかるとても難しいショットになったはずだ。」

キャッツはこの日、Sam Simpson、Zach Guthrie、Wylie Buzzaの3人がAFLデビューを飾った。それぞれのプレイヤーは重要な役割を与えられ、その任務を全うした。さらにSam Menegolaは1ゴール33ポゼッションの活躍、Dangerfieldは45ディスポーザルとこの日も非常に目立つ活躍を見せていた。

ジャイアンツは攻撃的ディフェンダーのZac Williamsの欠場に加え、フォワードのToby Greeneも足首の怪我で欠場。しかし、この試合で復帰したスモールフォワードのDevon Smithや、ラックマンのRory Lobb、中盤のJosh Kellyらが活躍し、彼らの抜けた穴を埋めた。

序盤からジャイアンツは得意の中央突破のカウンター攻撃をキャッツに止められていた。得意の攻撃の形に持ち込むことができず、ペースをつかめないでいた。

第2クウォーターに入り、キャッツはBuzza、Jordan Murdochが連続ゴールを決めてリズムをつかみ、さらにディフェンスも安定した守りでジャイアンツにチャンスを与えなかった。ジャイアンツは中央からの突破ができず、サイドからボールを運ぶという時間が続いた。それでもジャイアンツのPattonは前半に3ゴールを決め、Steve Johnsonは良くボールに絡み、古巣キャッツとの戦いで奮闘していた。

この日、ジャイアンツからAFLデビューしたJeremy Finlaysonは良いプレーを見せていたが、第2クウォーターに膝の怪我で退場となり、ジャイアンツは苦しい戦いを強いられることに。しかし、第3クウォーターは素早いリズムに切り替え少しずつチャンスを作る機会が増えていった。

ハーフタイムの後、ジャイアンツは7点を奪うが、キャッツもジャイアンツの攻撃にうまく対応してカウンターアタックを仕掛けゴールを立て続けに奪うと、19点差をつけられてしまう。しかし、第3クウォーター終了直前にJeremy Cameronがこの日初ゴールを決め、少しだけ流れを取り戻すことができた。

第4クウォーター開始直後もキャッツに攻め立てられ、一時は20点の点差をつけられたが、そこからジャイアンツは徐々に反撃をして1点の逆転に成功。そして前述のTom Hawkinsの試合終了後のセットショットへ。

「引き分けには驚いた。今日は明らかにキャッツのほうが良い戦いをしていた。」
試合後にジャイアンツの監督Leon Cameronは語った。

「彼らは3人もAFL初出場のプレイヤーを抱え、キャッツのエフォートは明らかに我々を上回っていた。」

「とても不満の残る試合となった。様々なコンディションがあってもそれを気に留めず、試合に集中する強さがキャッツにはあった。」

ジャイアンツは来週、タスマニアでホーソン・ホークスと戦う。

GOALS
GIANTS: Patton 4, Wilson, Johnson, Ward, Cameron, Lobb, Whitfield
Geelong: Buzza 2, Hawkins, Parsons, Blicavs, Black, Murdoch, Menegola, Stanley, Dangerfield

BEST
GIANTS: Whitfield, Patton, Ward, Wilson, Kelly, Haynes
Geelong: Dangerfield, Menegola, Duncan, C.Guthrie, Taylor, Tuohy

INJURIES
GIANTS: Toby Greene (ankle) replaced in the selected side by Daniel Lloyd, Jeremy Finlayson (knee)
Geelong: Daniel Menzel (knee) replaced in selected side by Wylie Buzza

Reports: Nil
Umpires: Chamberlain, Meredith, Fleer
Official crowd: 15,007 at Spotless Stadium

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