GIANTS 2.2 8.5 12.8 15.12 (102)
COLLINGWOOD 6.4 8.6 12.7 15.9 (99)
試合終了間際、ベテランのSteve Johnsonがゴールを決めて勝利を確実にした。Steve Johnsonは完璧なタイミングでこぼれ球にアタックすると、そのままゴールへ。劇的な逆転ゴールでシーソーゲームを制した。
フルフォワードのJeremy Cameronも6ゴールと爆発。さらにミッドフィールダーのJosh Kellyは36ポゼッション、11タックル、1ゴールの大活躍を見せた。
一方のマグパイズはTaylor Adamsが30タッチ、8タックルと奮闘し、Steele SidebottomとJamie Elliottはそれぞれ3ゴールを決めた。
驚きだったのは、2人のプレイヤーを怪我で失いプレイヤーのローテーションが厳しくなる中での勝利だったということだ。Aidan Corrは第1クウォーターに、チームメイトのPhil Davis と交錯して頭を地面に打ち付けてしまった。ディフェンスの重要なプレイヤーを欠き、その間にマグパイズに一気に攻め立てられた。
マグパイズはスムーズにボールを動かし、ジャイアンツのShane Mumfordとラックで競り合っていたBrodie Grundyもボールを良く供給していた。ジャイアンツは立ち上がりから苦しい展開となり、40-14と差をつけられてクウォータータイムへ。
さらにジャイアンツの苦難は続く。第2クウォーターにSam Reidが怪我でベンチに下がり、ローテーションできるプレイヤーはわずか2人に。それも試合前半でそのような状況に陥ってしまった。
しかし、ジャイアンツは第2クウォーターから反撃を開始する。ボールへのアタックが功を奏し、コンテストポゼッションを多く獲得し始めると良い形でフォワードにボールがつながり、Jeremy Cameronが3ゴールを獲得、Rory Lobbが2ゴールを獲得した。
第3クウォーターに入って5分が経過した時点でJonathon Pattonがゴールを決め、この日初めてのリードを奪う。しかしマグパイズのJack Crispがすぐさまゴールを返す。それでもジャイアンツは食い下がり、この日25歳でAFLにデビューしたDaniel LloydがAFL初ゴールでチームを盛り立てる。
その後もお互いに譲らない接戦が続き、逆転を繰り返すという展開に。ジャイアンツは最終クウォーターに入る際にわずか1点のリードを奪っていた。
第4クウォーターに入った序盤はマグパイズのペース。ローテーションの少ないジャイアンツに対してマグパイズはギアを上げ、Brayden MaynardのゴールやJeremy Howeのジャンピングマークで勢いのあるプレーを見せた。Cameronがこの日6ゴール目で反撃をしたが、マグパイズのBen Reidがロングキックでゴールを奪う。
疲れがたまり、体力が限界を迎えているように見えた両チーム、最後は息をのむ展開となった。ジャイアンツのPattonがゴールを決めて2点のリードを奪うものの、マグパイズのMaynardに35m付近からのスナップショットで再逆転を許した。
それでも試合終了直前、Johnsonがゴール前を走り抜けボールを奪うと、ゴールへ蹴り込み再度逆転。そのまま逃げ切って試合終了となった。
劇的なゴールで幕を閉じた試合、喜びもつかの間だ。来週、ジャイアンツはホームにリッチモンドを迎える。今週の試合で酷使した体の状態をどこまで戻せるかが勝敗を分けることになりそうだ。
GOALS
GIANTS: Cameron 6, Patton 2, Lobb 2, Johnson 2, Kelly, Lloyd, Mumford
Collingwood: Elliott 3, Sidebottom 3, Maynard 2, Blair 2, Grundy, Hoskin-Elliott, Crisp, De Goey, Reid
BEST
GIANTS: Kelly, Cameron, Whitfield, Shiel, Johnson, Wilson, Scully
Collingwood: Adams, Grundy, Sidebottom, Howe, Pendlebury, Wells
INJURIES
GIANTS: Corr (concussion), Reid (concussion), Coniglio (leg)
Collingwood: Nil
Reports: Nil
Umpires: Donlon, Chamberlain, Williamson
Official crowd: 11,360 at Spotless Stadium