ESSENDON 2.2 5.4 9.7 12.8 (80)
ADELAIDE 5.3 10.6 14.9 16.15 (111)
アデレード・クローズは力の差を見せつけ、43点差でエッセンドンを下した。第2クウォーターから第3クウォーターにかけて、一気に猛攻を受けたエッセンドン。第3クウォーターの中盤には一時44点の差をつけられるなど、相手の勢いに圧倒された。
エッセンドンも試合終盤にかけて何ゴールか返したが、19点差より点差が縮まることなく、さらに終了直前の5ゴールは全てクローズに奪われ、80対123で力負けした。
クローズは現在1位で得点率も高く、残り2試合で負けても、3位のキャッツがかなりの点差で2勝しない限りは2位以内に入ることができ、ファイナルを有利に戦える位置だ。
エッセンドンはクローズに対してこれで4連敗。今回の31点差は今までの平均の点差に比べると良くはなったが、両チームの際は歴然だった。
Matt Crouchはゲーム最高の35ポゼッション、7クリアランスとクローズの中盤を支えた。Richard Douglas(23ポゼッション、2ゴール)とBrodie Smith(23ポゼッション、2ゴール)も活躍し、ディフェンダーのLuke BrownはエッセンドンのフォワードAnthony McDonald-Tipungwutiをノーゴールに封じた。
クローズのフォワードのJosh Jenkinsは3ゴール、11マーク、さらにTaylor Walkerも2ゴール、7マークとエッセンドンのディフェンスを苦しめた。
エッセンドンはこの敗北で、自らファイナル進出を決めることが難しくなり、他のチームの勝敗に左右される状況だ。残り2試合は相性の良いゴールドコースト・サンズと、今シーズン波に乗り切れていないフリマントルドッカーズの2チームとなっている。
この試合で評価できる点はJoe DaniherとCale Hookerの両フォワードの活躍だった。Daniherは要所でゴールを決め合計3ゴールの活躍。今シーズンのゴールは合計59回となり、現在得点王のJosh Kennedyを1ゴール差で追っている。
もう1人のキーフォワードであるHookerも苦手だったセットショットからのゴールを含む4ゴールと活躍した。
Michael Hurley(34ポゼッション、8マーク)はディフェンスラインでチームを支え、1年目のAndy McGrathは相手のフォワードEddie Bettsを抑えながらも25ポゼッションを獲得し、競り勝っていたシーンが多かった。
今シーズン限りでの引退を発表したばかりのJobe Watsonは多くのポゼッションは獲得しなかったものの、第3クウォーターにゴールを決め、スタジアムを沸かせた。
エッセンドンは来週、ゴールドコーストでサンズと戦う。ファイナル進出に向けて大切な一戦となるだろう。
GOALS
Essendon: Hooker 4, Daniher 3, Stewart 2, McKenna, Watson, Colyer
Adelaide: Jenkins 3, Douglas 2, McGovern 2, Walker 2, Smith 2, Greenwood, Lynch, Knight, Atkins, Mackay, B.Crouch
BEST
Essendon: Zaharakis, Hurley, McGrath, Hooker, Daniher, Leuenberger
Adelaide: Atkins, M.Crouch, Douglas, Smith, Sloane, Laird
INJURIES
Essendon: Daniher (finger)
Adelaide: Walker (ankle), Sloane (left leg)
Reports: Nil
Umpires: Dalgleish, Williamson, Pannell
Official crowd: 38,487 at Etihad Stadium