ESSENDON 4.2 8.3 13.8 20.12 (132)
NORTH MELBOURNE 4.4 8.5 12.7 16.9 (105)
エッセンドンはファイナル進出への望みをかけて、ノースメルボルン・カンガルーズとの戦いに臨んだ。この日は序盤から接戦が続くも、最終クウォーターにようやく点差を広げることに成功し、27点差の勝利を収めた。
エッセンドンは調子が万全ではなかったが、逆転を繰り返すタフな試合に競り勝ち、4万人超の観客の前で勝利を手にすることができた。この日は13回も逆転があったが、Cale Hookerが最終クウォーターに4ゴールを決め、一気に流れをつかんで勝負を決めた。
Hookerは自己最多タイの5ゴール。空中戦にも強く、ゴールキックの確率も徐々に上がってきている。
Orazio Fantasia(4ゴール)とMcDonald-Tipungwuti(3ゴール)もスモールフォワードとしての役割を果たし、エッセンドンの攻撃を支えた。一方のカンガルーズはふくらはぎの怪我から復帰したJarrad Waite(4ゴール)、Ben Brown(自己最多タイの6ゴール)、が得点源となり、Michael Hurleyをはじめとするエッセンドンのディフェンスラインを悩ませた。
カンガルーズは経験の浅いプレイヤーが多く、健闘したと評価する声もあったが、1984年以降で初めての7連敗。不名誉な記録を作った。
カンガルーズはキャプテンのJack Ziebellと経験豊かなラックマンのTodd Goldsteinを欠き、苦しい戦いが予想された。さらに試合直前のウォーミングアップで、ディフェンダーのRobbie Tarrantが怪我で入れ替わるなど、万全の体制ではなかった。
しかし、重要なディフェンダーが欠ける中で、カンガルーズはエッセンドンの得点源Daniherを1ゴール2ビハインドに抑えた。
カンガルーズはベテランがチームを去り、今年一気に若返りを図っている。この試合では7人がAFL出場10試合未満の若手で、その中には2人の初出場プレイヤーがいた。Josh Williamsはこの日がデビュー戦となり、試合開始直後、初のキックがオープニングゴールとなった。
立ち上がり、エッセンドンのキックスキルは冴えず、第一クウォーターの途中には15点差をつけられたシーンもあった。
前半は点差こそつかなかったものの、完全にカンガルーズのペース。インサイド50m(23対35)、アンコンテストマーク(17-62)、ディスポーザル(178対214)、アンコンテストポゼッション(107対134)で負けていた。
エッセンドンは後半、流れを取り戻し、一時15点のリードを奪う。しかしカンガルーズもすぐに3ゴールを返し、差を縮めるという一進一退の展開に。
その後は試合経験の豊かなエッセンドンが、最終クウォーターにかけて攻撃を畳みかけ、カンガルーズの勝利への望みは絶たれた。
エッセンドンはストッページで相手より優位に立ち、Jobe Watson(27ポゼッション、7クリアランス)はチームの軸となり、Zach Merrett(33タッチ、9クリアランス)とDyson Heppell(26ディスポーザル、7クリアランス、2ゴール)はいつもの通り多くのボールタッチでチームを支えた。
エッセンドンは来週、ウェスタン・ブルドッグスと戦う。
GOALS
Essendon: Hooker 5, Fantasia 4, McDonald-Tipungwuti 3, Stewart 2, Daniher 2, Heppell 2, Parish, Zaharakis
North Melbourne: Brown 6, Waite 4, Williams, Garner, Mullet, Gibson, Dumont, Swallow
BEST
Essendon: Merrett, Watson, Hooker, Heppell, Fantasia, McDonald-Tipungwuti, Goddard
North Melbourne: Higgins, Garner, Dumont, McDonald, Brown, Waite
INJURIES
Essendon: Martin Gleeson (left elbow)
North Melbourne: Robbie Tarrant (back) replaced in selected side by Josh Williams
Reports: Nil
Umpires: Fisher, Fleer, Pannell
Official crowd: 40,359 at Etihad Stadium