オーストラリアンフットボールの国際大会「Asian Champs」に出場するため、タイへ遠征した豊島、長崎、貝原の3人に感想を聞きました。各国のチームとしのぎを削った試合、仲間と絆を深めた時間、そしてパタヤやバンコクで出会った食や景色。3人の言葉を通して、充実した3日間を振り返ります。
1日目|タイ到着、仲間と迎える大会前夜
翌日に控えた「Asian Champs」に出場するため、早朝に成田空港を出発してバンコクへ向かいました。
スワンナプーム空港に到着し、まずは1階の食堂で腹ごしらえ。
空港内とは思えない手頃な価格にもかかわらず、とてもおいしくて感動しました。振り返ってみると、今回の滞在中で一番美味しかったタイ料理だったかもしれません。
その後は、ホテルがあるパタヤまで車で約2時間かけて移動しました。
ホテル到着後、すぐにプールへ!
長時間のフライトと車移動で固まっていた身体がほぐれました。
プールで一息ついた後は、チームディナーの時間です。
東京ゴアナーズと駒澤マグパイズのメンバーで合流し、翌日の試合に向けた熱いトークで盛り上がりながら食事を楽しみました。
途中、パキスタンチームと出会い「お互い頑張ろう」と交流できたのも、国際大会ならではの醍醐味です。
ホテルに隣接する繁華街から大音量の音楽が聞こえてくる環境でしたが、長旅の疲れもあり、その夜はすぐに眠りにつくことができました。
2日目|Asian Champs開幕、仲間と挑む熱い戦い
出発は朝6時30分。ホテルを出るとチームメイトが続々と集結しました。全員揃うとチームバスに乗り込み会場へ出発しました。
現地に到着すると、アジア各国の強豪たちが続々と集結していました。
周囲を見渡せば、フィジカルもスケールも違う各国代表の選手たち。
一瞬呑まれそうになる空気感の中で、赤と白のゴアナーズのユニフォームに袖を通したとき、「いよいよ始まる」という身が引き締まる思いと、湧き上がる高揚感がありました。
遠征の醍醐味は、普段は別々のクラブでライバルとして戦うメンバーが、一つの「日本代表」として絆を深めていく時間です。
ミーティングで戦術を確認し、食事を共にしながら冗談を言い合う中で、チームの意思が一つになっていくのを実感しました。
いざ開幕した大会。ピッチ上に一歩足を踏み入れると、そこは完全な戦場でした。
AFL特有の激しいコンタクト、容赦なく飛び交うボイス、そしてハイスピードなゲーム展開。
各国の代表チームはどれもフィジカルが強く、一瞬の判断の遅れが失点に直結する緊張感が続きます。

しかし、僕たちも黙ってはいません。
小回りの利くアジリティ、泥臭くルーズボールに飛び込む執念、そしてチーム全体でボールを繋ぐワークレートの高さ。
自分たちの強みを最大限に活かし、体格で上回る相手に真っ向からぶつかり合いました。
体を張ってタックルを決め、見事なパスワークからゴールを奪った瞬間のベンチとピッチの爆発的な歓声。
あの痺れるような快感は、一生忘れることができません。

試合が終われば、そこはまるで試合後のクラブハウスのよう。
ビールを片手に「あのプレーは凄かった」「あの俺のプレー見たか?」と語り合いました。
元のチームは違えど、オーストラリアンフットボールを愛する仲間として繋がれる。これこそがAFL Asia Champsの最高の魅力だと感じます。
3日目|パタヤの海からバンコクの街へ
大会を終えた3日目。この日は試合から少し離れ、タイを楽しむ観光デーとなりました。
朝、ホテルを出てまず向かったのはパタヤの海沿い。
「せっかくパタヤに来たのだから、海を見ておきたい」と、特に目的地を決めることもなくビーチ沿いを歩きました。

前日の大会の熱気とは打って変わって、朝のパタヤはどこかゆったりとした雰囲気。
海を眺めながら歩いていると、試合の緊張や疲れも少しずつ抜けていくような感覚がありました。
途中、海沿いのカフェに立ち寄りました。
潮風を感じながらコーヒーを飲み、目の前に広がる海を眺める。何か特別なことをしているわけではありませんが、この何気ない時間にパタヤの良さを感じることができました。
そして歩いていて面白かったのが、夜とはまったく違う街の表情です。
夜になればネオンが灯り、一気にディープな雰囲気へと変わるパタヤの街も、昼間は驚くほど穏やか。
同じ場所とは思えないほどのギャップがあり、「夜の街」というイメージだけでは分からないパタヤの一面を見ることができたのも印象的でした。

昼はターミナル21へ。ここではタイ料理を楽しみながら、ゆっくりと過ごしました。
大会中はどうしても試合やスケジュールが中心になりますが、この日は時間に追われることもなく、ようやくタイに来ていることを実感できた気がします。
そして夕方、パタヤを後にしてバンコクへ。
到着したのはナナ周辺。パタヤとはまた違ったエネルギーを感じる街を歩き、夜は夜市でローカルな料理を楽しみました。
屋台から漂ってくる香り、人々の声、行き交う車やバイク。
昼間に眺めた穏やかなパタヤの海とは正反対の、バンコクらしい活気に包まれながらの夕食となりました。
朝はパタヤの海を眺めながら静かな時間を過ごし、夜はバンコクの喧騒の中へ。
大会で全力を出し切った後だからこそ、こうして現地の街を歩き、食事をして、その国の空気を肌で感じる時間も遠征の大切な一部です。
試合も、仲間との時間もそしてこうした旅の景色も含めて今回のタイ遠征をより思い出深いものにしてくれた3日目でした。
試合での挑戦も、仲間との交流も、現地で過ごした時間も、かけがえのない思い出となった今回のタイ遠征。来年のAsian Champsは、インドネシア・バリで開催されます。今回の経験を力に変え、再びアジアの仲間たちとフィールドで会える日を楽しみに、日々の練習に励んでいきます。








































































