R7 vs. Saints 最終クウォーターの猛攻に対応できず。

ST KILDA        2.4      6.7      10.9       16.12      (108)
GIANTS        4.2      7.6      11.10     12.13       (85)

ジャイアンツは金曜日にエティハドスタジアムで行われたセントキルダ・セインツとの試合に85対108で負け、今シーズン2敗目を喫した。

第3クウォーターには一時17点差をつけてリードしていたものの、そこからセインツは一気にスイッチを入れ、猛攻を仕掛けてきた。その後の13ゴール中10ゴールはセインツのゴールという圧倒的な勢いでジャイアンツは押し切られた。

セントキルダの勝因はミッドフィールダーでのタフな戦いだった。Seb Ross、Koby Stevens、Jack Stevenらが攻守に渡りチームに貢献した。

Jack Billingsも22ディスポーザル、2ゴールと活躍し、彼は特に第1クウォーターで良いプレーを見せた。その後も流れに乗り、ミッドフィールドやハーフフォワードラインで輝きを見せた。「彼の時代が来た。」そう予感させるプレーだった。

セインツの監督Alan Richardsonは、これこそが新しいセインツの戦いだとチームを称賛した。セインツのベテランNick Riewoldt、Leigh Montagnaらがうまくゲームの流れに乗れないときに、Jack Sinclair(23タッチ)、Blake Acres(23タッチ、2ゴール)、Jade Greshamらの若手プレイヤーが「ゲームチェンジャー」となってチームを引っ張った。

「すごく前向きな結果となった。ジロング・キャッツとの試合の後で、特に中盤での戦い方に力を入れて練習してきた。最終クウォーターに入る前に、ここからだというメッセージをプレイヤーに送った。」そしてその言葉どおり、セインツは最終クウォーターに一気に攻め立てた。

「より強くならなくてはいけない、そしてより多くのことを試合から学ばなくてはいけない。」セインツの監督Alan Richardsonは、力強く語った。

ジャイアンツはここまで5勝と良い戦いが続いていたが、思わぬ結果となった。

Dylan Shiel(28ポゼッション)とCallan Ward(28ポゼッション)はチームで最も活躍し、Devon Smithも25ディスポーザル、1ゴールと活躍した。今シーズン初出場となったStephen Coniglioも24ディスポーザル、1ゴール、9タックルとブランクを感じさせない戦いぶりだった。

ジャイアンツは試合序盤にAdam Kennedyを膝の怪我で欠いた。このことでローテーションのプレイヤーが減り、試合後半にかけて大きな影響を与えてしまった。Adam Kennedyの怪我は深刻で、今シーズンでの復帰は絶望的となった。

監督のLeon Cameronは、相手のすさまじいプレッシャーにより、いつもより多く走らされてしまったことが敗因だと語った。

「試合時間に合った動きができていなかった。きちんと戦えていたのは最後クウォーターの5分経過時点までだった。」

セインツは立ち上がりから調子が良かったが、ジャイアンツも球際で良く戦っており、10点差をつけて最初のクウォーターを終えた。

セインツはフィジカル面でも調子が良く、競り合いでも良いプレーを見せ、素早くボールを動かし、さらにジャイアンツが攻撃している間もカウンターアタックを狙っているようだった。セインツは背の高いフォワードを効率よく動かし、いつでもターゲットを作ることに成功していた。

第2クウォーターの序盤はセインツの流れだったものの、その後はジャイアンツも何とか反撃し、5点差のリードでハーフタイムを迎える。

ジャイアンツは怪我や出場停止で何人かのプレイヤーを欠き、さらにKennedyの負傷退場もあって、苦しい展開が予想された。追い打ちをかけるようにNathan Wilsonも頭を打ち、ジャイアンツは苦しい状況の中、勢いを増すセインツに立ち向かわなくてはいけなくなった。苦しいながらも、絶妙な試合運びでなんとかセインツの猛攻をしのぎ、リードを保つことはできていた。

セインツはコリドーを通る中央突破を見せ、空いたフォワードエリアに楽々とボールを入れることに成功していた。しかし一方のジャイアンツもディフェンスのPhil Davisを起点に反撃し、カウンターアタックで一気にフォワードラインまでボールを運ぶと最後はTom Scullyのゴールで17点差にまでリードを広げる。

一進一退の攻防、どちらが勝つか分からない試合をコントロールできたのはセインツだった。流れをつかんだセインツはその後、連続ゴールを決めて7点にまで差を縮めて最終クウォーターへ。

最終クウォーターに入るとセインツの怒涛の攻撃にジャイアンツは手も足も出ない。完全に流れはセインツに傾き、為す術もなく敗戦となった。

ジャイアンツは来週、コリンウッド・マグパイズと本拠地のスポットレススタジアムで戦う。ホームに戻って、悪い流れを断ち切りたいところだ。

GOALS
St Kilda: Gresham 3, Billings 2, Acres 2, Wright 2, Steven 2, Minchington, Roberton, Membrey, Newnes, Bruce
GIANTS: Cameron 2, Scully 2, Taranto, Hopper, Wilson, Patton, Coniglio, Lobb, Shiel, Smith

BEST
St Kilda: Steven, Ross, Acres, Webster, Billings, Gresham
GIANTS: Shiel, Ward, Scully, Davis, Kelly

INJURIES
St Kilda: Nil
GIANTS: Adam Kennedy (left knee), Jacob Hopper (dislocated finger)

Reports: Nil
Umpires: Rosebury, Hosking, Stephens
Official crowd: 21,160 at Etihad Stadium

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です