遅咲きのSam Reid、「今がベスト」

遅咲きのバックスSam Reidは、プレミアシップを狙うジャイアンツにとって欠かせないプレイヤーとなっている。

Reidの辿ってきた道は決して平坦ではなかった。2008年にAFLのキャリアがスタートし、76試合に出場するまでに何度も怪我に見舞われた。

彼はブルドッグスからジャイアンツに移籍し、2013年に一度引退をしている。身体的、精神的に休養が必要だった。しかし、その間もジャイアンツのコーチングスタッフとしてAFLに関わり続けた。その後2016年にジャイアンツで現役復帰する。

29歳の彼は、先週末行われたアデレード・クローズとの試合でTom Lynchを抑え込んだ。キャリアで最もフィットで最も体の状態が良い彼は今、試合を楽しんでいる。

「成長し続けているよ。」監督のLeon Cameronは語った。

「彼のここ10年間は、それは想像できないようなストーリーだ。心から敬意を表したいし、彼の忍耐力は素晴らしい。」

Reidは現在2位のジャイアンツで今シーズン全ての試合に出場している11人の内の1人だ。

先日のゴールドコースト・サンズ戦ではチームの得点王Alex Sextonを抑えた。多くのフットボーラーが衰えを感じる年齢にありながら、劇的に成長し続ける彼は、もしかしたらAFLの常識を覆しているのかもしれない。

「今年は、キャリアで一番良いプレーができている。」Reidは語った。

「年齢を重ねているのに関わらず、より素早く動けるようになっている。」

「試合の90%以上グラウンドでプレーしており、全てのクウォーターに出場できている。」

「相手の危険なフォワードと戦うようにコーチから役割を与えられていて、そのことで自分により自信が持てるようになっている。」

様々なポジションをこなすReidは、ミッドフィールダー、タガ―、ウインガー、フォワード、バックと多岐にわたる役割を担ってきた。そして今年は主にバックラインでプレーし、周りのプレイヤーと完璧に連携できている。

2018年には役割を見失いかけていたが、今シーズン監督のLeon Cameronは、「相手を打ち負かすのが得意」なプレイヤーだと彼を評価している。

2018年から2019年のプレシーズンは全てのメニューをこなし、キャリアで最も輝いているReidは、キャリアの前半の苦しい時期があってからこその輝きだと考えている。

プレシーズンではLachie WhitfieldやToby Greeneなどクラブでも評価の高いプレイヤーと勝負し、成長を続けた。

「Leonに相談して、最も勝負するのが難しいプレイヤーと戦いたいと話をした。」

「なるべくいつもTobyとプレーした。お互いに負けたくなかったし、激しく戦うこともあった。」

「2人とも本当に負けず嫌いで、何が何でも勝ちたいというタイプだからね。」

苦労人のSam Reid、ジャイアンツのシーズン後半の戦いは彼に注目したい。

 

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