試合の立ち上がりはお互いに様子を見る展開となった。エッセンドンは第1クウォーターにいきなり重要なフォワードJacob Townsendを失う。TownsendはジャイアンツのHeath Shawとぶつかり、脳震盪と診断されて試合に戻ることができなかった。
得点が伸びず2-2で終えた第1クウォーターだったが、第2クウォーターはエッセンドンが流れをつかむ。得意のカウンターアタックから最後はZaharakisがゴール、さらにLangfordも2ゴールを加え、完全に試合のリズムを手にした。
第3クウォーターに入ると先週AFLデビューを果たしたばかりでラックマンのDraperが初ゴールを決めて盛り上がりは頂点に。しかし、エッセンドンの盛り上がりはこの時が最後となってしまい、その後はジャイアンツにペースを握られ、第4クウォーターに逆転を許すと、再び流れを引き寄せることはできなかった。
Zach Merrett(33ディスポーザル、5マーク)はこの試合で本来の輝きを見せ、ディフェンスとフォワードの重要なつなぎ役となった。Saadもディフェンスで活躍し、終盤にはロングキックでゴールも決めた。
エッセンドンはフォワードのTownsendを失い、Joe Daniher、Orazio Fantasia、Cale Hooker、Jayden Laverde、Jake Stringerなど他にも怪我で多くのターゲットが試合に復帰できていない。この試合では珍しくMcKennaがフォワードラインに入ったが、今後もフォワードにポジションを変えるプレイヤーが出てきそうだ。
【今週のExplosion!】
エッセンドン、得意のカウンターアタック。素早くハンドパスをつないで、McKennaは最後に判断を変えて内側にキックパス。Snellingからパスを受けたZaharakisがそのままゴール。
Zaharakisはセンタースクエアの手前から中央を駆け上がり、ボールを回している様子を見ながら、ベストなタイミングで最後のパスを受ける。ターンオーバーから時間をかけずにゴールまで運ぶスキルは今のエッセンドンの大きな武器となっている。
ESSENDON 0.2 6.3 7.5 8.7 (55)
GREATER WESTERN SYDNEY 0.2 2.5 4.7 8.11 (59)
GOALS
Essendon: Langford 2, Zaharakis, McDonald-Tipungwuti, Shiel, McKenna, Draper, Saad
Greater Western Sydney: Shaw 2, Cameron 2, Coniglio, Finlayson, Himmelberg, Ward
BEST
Essendon: Merrett, Ridley, Saad, Hurley, McGrath, Langford
Greater Western Sydney: Coniglio, Taranto, Whitfield, Haynes, Kelly, Shaw