上位のライオンズ相手に全く歯が立たない試合となった。エッセンドンはわずかに3ゴール。ライオンズのCameronには1人で4ゴールも決められた。第1クウォーターに5ゴール決められるとその後は差を縮めることができず、63点差の大敗となった。
第2クウォーターは一時得意のカウンターアタックの形も出たが、相手のプレッシャーに負けてスキルミスを連発。またフォワードのエントリーも安定せず、多くのターンオーバーも許した。スキルエラーに加えて相手に多くのフリーキックを与えてしまい、後半はわずか1ゴール。
ボールへの勢いの差を見せつけられたエッセンドン。若手を多く起用した試合だったが、勢いのあるアタックができないまま試合を終えた。ディスポーザルも248-317と大きくライオンズを下回り、ボールを確保できていない現状をデータも物語っている。
中盤に入ったAndy McGrathは25タッチの活躍、Devon Smithはタックルを連発し、さらに2ゴールも決めた。
この試合、光明が差したとすれば、AFLデビューを果たした21歳のSam Draperの活躍だろうか。ラックでは21ヒットアウト、さらにフォワードに入った際にはコンテストマークも決め、AFLのレベルで十分に戦えることを証明した。Tom Bellchambersに次ぐセカンドラックマンとしての期待がかかっている。
【今週のExplosion!】
Devon Smithのクラムプレー。カウンターアタックから中央を突破し、Zach Merrett がFWへボールを供給。Devon Smithはボールを呼ぶも、ボールは頭上を通り越す。すぐにターンしたSmithはフォローに入り、ボールを獲得するとそのままスナップショット。
フォワードが高さで勝てないシーンが多いエッセンドンだが、広いスペースをカバーできるSmithのような存在が、攻撃力を支えている。
ESSENDON 1.3 2.3 3.4 3.10 (28)
BRISBANE 5.3 5.5 10.6 14.7 (91)
GOALS
Essendon: Smith 2, Parish
Brisbane: Cameron 4, Neale 2, Ellis-Yolmen, Ballenden, Hipwood, Lyons, McCarthy, Rayner, Skinner, Zorko
BEST
Essendon: McGrath, Hurley, Ridley, Parish
Brisbane: Neale, Witherden, Berry, Zorko, Answerth, Cameron