エッセンドンの監督John Worsfoldはウエストコースト・イーグルスに55点差で負けたゲームを振り返り、力不足であったことを認めた。
前年の覇者イーグルスに対して、序盤からペースを掴むことができず、力を出し切ることができないまま2019年シーズンを終える結果となってしまった。
あっけない幕切れとなってシーズンを終了したが、経験の少ないチームは今シーズンで大きく成長したと話した。
「今回、初めてファイナルを戦うプレイヤーが多く出場した。」
「この試合から多くのことを学ぶことができたと思う。ファイナルで勝利するには力不足で、ファイナル特有のプレッシャーの強いフットボールについていくことができなかった。」
コンテストポゼッションでは138-116とあまり差がなかったが、確保したボールを簡単にイーグルスに奪われていた。さらにインターセプトマークも多く取られ、思ったようにボールをつなぐことができないまま試合を終えた。
Worsfordはイーグルスのプレッシャーに負け、プレイヤー個人の能力でも大きな差があったのは確かだと話した。
また、AFLで最も成功しているクラブに挑戦するには、継続して課題に取り組む必要があると語った。
「8位でシーズンを終了したということは、4-5位のチームとは差があるということだ。今回はそれを身に染みて感じた。」
「イーグルスは1-2位でシーズンを終えても良かったような、非常に強いチームだ。彼らは連覇を狙えるレベルの高いチームになっている。対する我々は8位のチームだ。」
「8位から優勝を狙うのは並大抵のことではない。シーズンを通して懸命に戦った結果が8位だったので、厳しい戦いになることは予想していた。」
「我々にはまだトップグループのような力は無いということだ。」
「だから、成長し続けなくてはいけない。」
「我々はファイナルを戦うには未熟なチームだった。」
一方で、ファイナルの第1戦で敗退したものの、Worsfoldはチームに誇りをもっていると話した。特に怪我を乗り越えて戦ったキャプテンのDyson Heppell、ディフェンスの要であるMichael Hurleyを讃えた。
さらに3年目のウイングAndrew McGrathとディフェンスからの飛び出しが光ったAdam Saadもシーズンを通してチームに貢献してくれたと評価した。
「チームが経験を積みながら成長していかなくてはいけない。もっと一緒にプレーをして、その中でチームは強くなっていく。」
2019年シーズンのすべての戦いを終えたエッセンドン、来シーズンに向けて新たなチーム作りが始まる。
―2019年シーズンもエッセンドン・ボンバーズの日本語版記事をご覧いただき、ありがとうございました。本企画は来シーズンも継続する予定ですので、ご期待ください。