エッセンドンは試合途中でキャプテンのDyson Heppellが怪我で退場になるアクシデントに見舞われるも、アウェイで22点差の勝利を収めた。Heppellは第2クウォーターの中頃にLuke Hodgeと激突し、ベンチに下がった。
これでシーズン5勝目。ファイナル進出への望みをつないだ。
グラウンド上でボールを支配し、Zach Merrett(29ディスポーザル)、David Myers(28)は中盤で活躍、Jake Stringer(22、3ゴール)は中盤からフォワードにかけてのエリアでよく走った。
監督のJohn Worsfoldはこの日の勝利を喜んだが、まだ改善が必要だと語った。
「全体的に試合をコントロールできていた。しかし、第3クウォーターは相手がよく守り、こちらが意図した攻撃ができずに点差を広げることができなかった。」
「この部分の戦い方は課題となったが、第4クウォーターにかけて状況は良くなり、プレイヤー達は素晴らしいプレーを見せていたと思う。」
「キャプテンの’Hepp’は非常によく走るプレイヤーで、チームの核となっている。そのような彼が試合を抜けたことはチームにとって厳しかったが、その分をプレイヤーは良くカバーしてくれた。」
「インサイド50mは、相手の45回に対して65回と非常に良かったが、もう少し丁寧なプレーを心がけても良かったと思う。」
「特に第3クウォーターはもう3~4ゴールは決められたはずだ。」
一方のライオンズは副キャプテンのHarris Andrewsがチームのベストプレイヤーだっただろう。24タッチ、12マークとフルバックとして完璧なプレーだった。しかし、彼の奮闘にも関わらず、エッセンドンはボールに強いプレッシャーをかけ、ライオンズのディフェンスラインを崩した。
エッセンドンは第1クウォーター、わずか8点のリードだったが、タックル数で10、コンテストポゼッション数で12、それぞれ上回っており、如何にボールにアタックしたかが良く分かる。
ライオンズは今シーズン全ての試合において第1クウォーターで負けている。この日も例外ではなく、立ち上がりに課題を抱えていることは明白だ。
この日は試合を通して両チームともゴールキックの精度が悪く、何度も簡単なセットショットやゴールチャンスを逃していた。
ライオンズの監督、Chris Faganは試合中に何度も首を振る仕草を見せ、ゴールチャンスを逃すシーンに落胆していた。
「相手は何度もインサイド50mに入り、チャンスを作っていた。チャンスが少なかった我々は、せっかく得たチャンスもスキルミスで逃してしまっていた。」
「特にセットショットの成功率は低く、修正が必要だ。」
「簡単なセットショットを外しては戦いにならない。チャンスを確実に決めていれば、点差も開かずに相手にもプレッシャーを与えられたはずだ。」
エッセンドンもその課題は同じだ。Shaun McKernan、Stringer、Devon Smithも、簡単なショットを外すシーンがあった。
ラウンド13はオフの週となる。エッセンドンはその次のラウンド14、アウェイのパースでウエストコースト・イーグルスと対戦する。
GOALS
Brisbane: Hipwood 2, Zorko 2, Berry, McInerney, McStay, Martin
Essendon: Stringer 3, Brown 2, Heppell 2, McDonald-Tipungwuti 2, Green, Guelfi, McKernan
BEST
Brisbane: Andrews, Rich, Gardiner, Witherden, Martin, Zorko
Essendon: Merrett, Stringer, McGrath, Myers, Smith, Saad
INJURIES
Brisbane: Nil
Essendon: Heppell (concussion), Smith (calf)
Reports: Nil
Umpires: O’Gorman, McInerney, Wallace
Official crowd: 20,476 at the Gabba