R8 vs. Cats キャッツに勝利し4勝4敗に

ESSENDON     6.2     9.4    14.7    17.8     (110)
GEELONG       1.5     3.8     7.9     13.15    (93)

エッセンドンは第1から第3クウォーターにかけて完璧ともいえる試合運びでキャッツを抑え込んだ。常にチャンスを伺い、フォワードラインに多くのボールを入れ、ほとんどのチャンスをゴールにつなげた。第4クウォーターに足が止まりキャッツの反撃を受けたものの、そのまま逃げ切ることに成功した。

MCGでの17点差の勝利。しかし、完勝とは言えない試合内容だったことも確かだった。第4クウォーターに入る前には40点差をつけていたものの、一時は11点にまで差を詰められる緊迫した展開となった。

これでエッセンドンは今シーズン4勝4敗。ジロング・キャッツには6連敗中だったが、連敗を止めることに成功した。

最終クウォーターを除き、エッセンドンは終始キャッツにプレッシャーを与え続けた。キャッツのタックル39回に対してエッセンドンは81回。エッセンドンはミッドフィールドでボールを支配し、フォワードラインは全員がゴールを決めるなど、得点力の高さも見せつけた。

新しくリクルートしたプレイヤー、ドラフトで獲得したプレイヤー、出場停止期間が終了し戻ってきたプレイヤー、引退を逃れてチームに合流したプレイヤーなどがいる中で、かねてからエッセンドンのチームワークには疑問符がついていた。しかしキャッツとの試合では彼らがシームレスにつながり、一体となってゴールに向かう姿勢が見られた。

David Zaharakisは31ディスポーザル、Zach Merrettは12タックルに33ディスポーザル、Dyson Heppellも30ディスポーザルと多くのボールに絡み、Jobe Watsonと300試合目のJames Kellyは要所で素晴らしいプレーを見せた。

フォワードのJoe Daniherも5ゴールとチームの得点源となり、この試合のベストプレイヤー賞を獲得した。McDonald-TipungwutiとOrazio Fantasiaも合わせて6ゴールとフォワードラインの連携の良さを見せた。

第3クウォーターまではエッセンドンが流れに乗っており、キャッツのタックルの少なさはここ2試合の連敗がどれほど体にダメージを与えていたのかを示していた。開幕から5連勝したキャッツだったが急ブレーキがかかっている。

後半は主にフォワードラインでプレーしたPatrick Dangerfieldは30ポゼッションと1ゴールでおそらくキャッツでのベストプレイヤーだっただろう。Sam Menegolaは25ディスポーザル、キャプテンのJoel Selwoodも多くのボールタッチでチームに貢献し、Tom Hawkinsは4ゴールを決め、ボールに果敢にアタックしていた。

エッセンドンは試合開始から攻め立てた。4連続ゴールを決めるなど今シーズン開幕以来、最も良い立ち上がりとなった。一方のキャッツは今シーズン最も得点の低い第1クウォーターとなった。

エッセンドンの中盤は相手を圧倒し、フォワードラインではジャイアンツから加入したJames Stewartが強力にフォワード陣を支えた。彼は第1クウォーターで2ゴールを決め、エッセンドンは第1クウォーター終了時には27点の差をつけてリードしていた。流れは完全にエッセンドン。キャッツは手も足も出ていない様子だった。

2連敗のキャッツは気持ちを切り替えこの試合にかけてくると思われたが、タックルの数でエッセンドンを大きく下回り、プレッシャーのかけ方が弱かった。

第2クウォーターに入っても流れは変わらず、そのままエッセンドンがリードを広げて32点差に。エッセンドンは守備から攻撃への切り替えがうまくいき、素早くフォワードにボールを運ぶことに成功していた。

この試合、最も目立っていたのはZaharakisだった。今シーズンに入ってからなかなか調子が上がらなかったが、この日はプレーに多く絡み、前半で20ディスポーザルとチームの核となっていた。

エッセンドンは第3クウォーターもリズムの良い攻撃を見せた。フォワードラインでのDaniherの存在感は際立っており、ハイマークを決め、ゴールを決め、鋭いパスも通した。彼の影響力は大きく、キャッツのディフェンス陣は彼を止めることに非常に苦労していた。

Daniherの活躍もあってリードは40点差に広がり最終クウォーターへ。最終クウォーターはキャッツの反撃にあい6ゴールを奪われたものの、そのまま逃げ切った。

エッセンドンは来週、エティハドスタジアムでウエストコースト・イーグルスと対戦する。

GOALS
Essendon: Daniher 5, McDonald-Tipungwuti 3, Fantasia 3, Stewart 3, Green 2, Hooker
Geelong: Hawkins 4, Dangerfield 2, Menzel 2, Motlop, Stewart, Horlin-Smith, Parsons, Smith

BEST
Essendon: Daniher, Zaharakis, Merrett, McDonald-Tipungwuti, Kelly, Hurley, Goddard
Geelong: Dangerfield, Menegola, Hawkins, Guthrie

INJURIES
Essendon: Zaharakis (TBC)
Geelong: Stanley (knee)

Reports: Nil
Umpires: Fisher, Schmitt, McInerney
Official crowd: 57,172 at the MCG

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