FREMANTLE 2.2 5.6 11.10 17.14 (116)
ESSENDON 4.3 7.7 11.12 11.13 (79)
エッセンドンはアウェイのドメインスタジアム(パース)で行われたフリマントル・ドッカーズとの戦いに37点差で逆転負けした。
この日のパースは30度と気温が上がる中での厳しい戦いだった。第2クウォーターには一時27点のリードを奪ったものの、徐々に足が止まり相手に逆転を許した。
アンザックデーの変則的な日程で、エッセンドンは13日間で3試合を戦ったことになっていた。かつて優勝を経験しているJohn Worsfold監督も、プレイヤーの厳しいコンディションの前に為す術がなかった。
ドッカーズはここ最近のブルドッグス戦、デーモンズ戦、カンガルーズ戦で自信をつけていた。攻撃をしかけるタイミングを見計らいながら、第3クウォーターから一気にギアを上げた。
3万3393人が集まったスタジアムで、ドッカーズは最後まで良く走り、第4クウォーターの6分が経過した時点でCam McCarthyがセットショットを決めて、この日初めてリードを奪った。その後は別にチームになったかのような走り。エッセンドンを一気に突き放して試合が終わる頃には79-116と37点の差がついた。
ドッカーズのフォワード陣のMcCarthy、Matt Taberner、Shane Kerstenらはエリアをかき回し、試合を通して効果的な攻撃を続けた。これでドッカーズは4勝3敗とまだまだファイナル進出を狙える位置だ。さらにラウンド7は、AFLが18チームになってから初めて、全ての試合で下位のチームが勝利した。
エッセンドンはこれで3勝4敗。2連敗となり、さらにパースでは6連敗となった。
ドッカーズのウイングBradley Hillは37ディスポーザル、キャプテンのNat Fyfeは26ディスポーザル、2ゴールと活躍し、ドッカーズの逆転劇に大きく貢献した。
特にHillは第3クウォーターに12タッチと活躍し、Fyfeも前半は目立った活躍が出来なかったが第3クウォーターから徐々に調子を上げて、このクウォーターで9ディスポーザル、1ゴールとチームを盛り立てた。
さらにLachie Neale(38ポゼッション)、Michael Walters(26ポゼッション)は安定した活躍を見せてチームを支えた。
一方のエッセンドンはディフェンダーのMichael Hurleyが9マークと活躍し、試合を通して良く守っていた。しかし後半は防戦一方となり、度々の突破を許すことになった。
暖かいコンディションの中、エッセンドンは立ち上がりからペースをつかみ、序盤はキックで効率よくボールを前線に運ぶことができていた。危ないシーンもあったものの良く守り切り、第1クウォーター終了時点では13点のリードを奪っていた。
ドッカーズの監督Ross LyonはタガーのConnor Blakelyを一人のプレイヤーにつかせずに戦うと決めていた。その結果、エッセンドンの中盤は、Brendon Goddardが25ディスポーザル、Zach Merrettが28ディスポーザルと1ゴール、Dyson Heppellは23ディスポーザルと1ゴールで、試合序盤のチームを支えた。
2人の大型フォワードのCale Hooker(2ゴール)とJoe Daniher(3ゴール)もスペースに走り込み、前半の躍進を支えた。
ドッカーズはキックの正確性に欠き、多くのチャンスを逃していたが、Ross Lyon監督の的確な指示もあり、ハーフタイムに近づくころから徐々に流れを作る。
第3クウォーターは一進一退の攻防。そして最終クウォーター。グラウンドを縦横無尽に駆け回るドッカーズに対して、エッセンドンはエネルギーが枯渇しているようだった。あっという間に突き放され、反撃の余地もなく試合終了を迎えた。
エッセンドンは来週、MCGでジロング・キャッツと戦う。
GOALS
Fremantle: Taberner 4, Kersten 2, McCarthy 2, Fyfe 2, Grey 2, Neale, Crozier, B. Hill, Mundy, Balic
Essendon: Daniher 3, Hooker 2, Heppell, Z. Merrett, Gleeson, Hurley, McDonald-Tipungwuti, Green
BEST
Fremantle: Neale, Fyfe, Taberner, B. Hill, Walters, Kersten
Essendon: Hurley, Heppell, Daniher, Z. Merrett, Goddard, Hooker
INJURIES
Fremantle: Nil
Essendon: Nil
Reports: Nil
Umpires: Schmitt, Williamson, Pannell