GIANTS 5.3 6.11 11.15 13.17 (95)
HAWTHORN 1.3 5.4 9.5 13.6 (84)
ジャイアンツはホークスに11点差で勝利し、一気に6位まで順位を上げた。
フォワードの要、Jonathon Pattonにとって非常に苦しい試合となった。多くのチャンスを逃してビハインドやオンザフルとなり、ラックコンテストでは膝を痛めるという試合になってしまった。
しかし、そこはドラフト1位のプレイヤー。チームが最もゴールを求めている時間帯で、難しいゴールを決め、相手を最後に突き放すことに成功した。
「非常に難しいショットだった。」
監督のLeon CameronはPattonの精神的な強さを評価した。
「ものすごいプレッシャーだったと思う。」
ホーソンのTom Mitchellはこの日、驚きの50ポゼッション。一方のジャイアンツは共同キャプテンのCallan WardとPhil Davisがそれぞれのエリアでチームを支えて勝利に導いた。
ジャイアンツは5月上旬に8位以下に転落してから、久しぶりの8位以内へと順位を上げた。4連勝をしたジャイアンツだが、ここから先は、イーグルス、タイガース、パワーと強豪との戦いが控えている。勝ち点も均衡しているため、ファイナル進出争いは予断を許さない。
ジャイアンツはクリアランスで51-28と相手を圧倒し、コンテストポゼッションも53回上回った。しかし、最終クウォーターまで試合はもつれ、点差を広げることはできなかった。
「ジャイアンツはいつもの良いプレーがなかなか出ず、それが僅差になった要因だ。」
ホークスの監督、Alastair Clarksonはジャイアンツが好調でなかったことを指摘した。
試合はジャイアンツのペースで始まった。序盤に24点差をつけ、Rory Lobbが3ゴールと一気に試合の流れを作った。ホークスにボールを回す機会を与えず、ジャイアンツが得意とする素早いパス回しがゴールを生んだ。
試合が進むにつれて少しずつ足が止まってきたジャイアンツは、第3クウォーターに1点差にまで差をつめられた。しかしそこから粘りを見せ、3ゴールを返すと流れを取り戻す。
第4クウォーターもホークスに押される展開で始まり、Ben McEvoy、Luke Breust、Paul Puopoloに3ゴール連続でゴールを奪われた。しかし再びジャイアンツは反撃に出る。Lachie WhitfieldとPattonがゴールを奪い返すと、序盤の勢いが戻ってきた。
「プレイヤーがパニックになってもおかしくない状況だった。」
キャメロン監督は語った。
「しかし、プレイヤーたちは常に冷静で、自ら立て直すことができていた。」
得点源のJeremy Cameronが5試合出場停止となっており、その穴を埋めるのはPattonだと思われていたが、第1クウォーターからフォワードで存在感を見せたのはLobbだった。
わずか3週間前に、胸骨を骨折してスタジアムから救急車で運ばれたプレイヤーとは思えない活躍を見せたLobbは、相手ディフェンダーに脅威を与えていた。
試合開始直後はチャンスをゴールにつなげていたジャイアンツだが、第2クウォーターは1ゴール8ビハインドと正確性に欠くゴールキックに苦しんだ。このクウォーター、多くのチャンスを作りながらゴールを決めたのはHarry Himmelbergただ1人だった。
流れが相手にいっても、その都度立て直したジャイアンツ。目まぐるしく変わる展開の中で冷静な試合運びを見せたプレイヤーたちの成長を感じる試合となった。
ジャイアンツは来週、アウェイのパースでウエストコースト・イーグルスと対戦する。
GOALS
GIANTS: Lobb 3, Ward 2, de Boer, Himmelberg, Shiel, Hopper, Coniglio, Griffen, Whitfield, Patton
Hawthorn: Bruest 3, Puopolo 2, Roughead 2, Ceglar 2, McEvoy, Sicily, Henderson, Smith
BEST
GIANTS: Ward, Whitfield, Coniglio, Shiel, Davis, Himmelberg
Hawthorn: Mitchell, Smith, Bruest, Sicily, O’Meara, Shiels
INJURIES
GIANTS: Nil
Hawthorn: Langford (finger)
Reports: Nil
Umpires: Williamson, Fleer, McInerney
Official crowd: 10,866 at Spotless Stadium