今シーズン、ダーウィンのTIOスタジアムで行われた伝統の一戦Dreamtime、エッセンドンはタイガースに最後まで食らいついたものの勝利を手にすることができなかった。
序盤からタイガースに攻め込まれたが、相手のミスに助けられた。第2クウォーターにはDylan Clarkeがキャリア初ゴールをあげ、さらにこの日AFLデビューのIrving Mosquitoも初ゴールを記録。7ゴール差を追いかける展開で前半を折り返す。
後半になるとタイガースのパワフルな攻撃に押され、試合を通してインサイド50mに入った回数も66-24と圧倒された。ロングボールを効果的に使い、フォワードエリアに多くのボールを供給され、守りのゲームとなってしまった。
試合終了間際にはStringer、Merrett、Tipungwutiの3連続ゴールで差を縮めるも反撃に転じるのが遅く、61-73で試合を終えた。
暑く、湿気も高いコンディションの中行われたゲームで活躍を見せたのはAFLデビュー戦となったMosquitoだ。軽やかな動きで観客を沸かせ、2ゴールを奪い、スピードとスキルの高さを見せてAFLで十分に戦えるとアピールに成功した。
エッセンドンはここ5試合で0勝1分4敗と調子を落としている。チームの流れをかけるにはMosquitoのような若手プレイヤーの力が必要だ。
【今週のExplosion!】
Mosquitoが見せたお手本のようなクラムプレー。センターライン付近からスプリントを開始し、ボールを競り合うフォワード2人との距離を詰める。ボールが落ちる地点を見定めると一気に加速して抜け出し、ゴールを決める。
スピードとタイミング、確かなスキルがそろったプレーはこの日がAFLデビュー戦とは思えない動きだ。
ESSENDON 1.1 3.1 6.1 10.1 (61)
RICHMOND 1.5 3.8 5.10 10.13 (73)
GOALS
Essendon: McDonald-Tipungwuti 2, Mosquito 2, Stewart 2, Clarke, Merrett, Snelling, Stringer
Richmond: Lynch 2, Riewoldt 2, Bolton, Chol, Lambert, Martin, Rioli, Vlastuin
BEST
Essendon: Merrett, Smith, Saad, Guelfi, McGrath, Parish
Richmond: Martin, Bolton, Lambert, Graham, Pickett, McIntosh