GEELONG 4.2 7.5 14.6 15.7 (97)
ESSENDON 4.0 8.2 10.3 15.11 (101)
エッセンドンは、わずか4点差の勝利をものにした。
見事な逆転劇で幕を閉じた試合だったが、ディフェンダーのMartin Gleesonは最終クウォーターに足首を怪我し、中盤のDavid Zaharakisも試合後に足を引きずりながらグラウンドを後にした。
一方のキャッツも25日の開幕戦に向けて怪我人を出したくない状況だった。スーパースターのPatrick Dangerfieldは第1クウォーターに足の違和感を訴え、そのままグラウンドを後にしたが、それ以外の大きな怪我はなかった。
風の吹く中の難しい試合コントロールとなったこの日、キャッツは第3クウォーターに追い風をうまく利用して27点差をつけることに成功。しかし、第4クウォーターに同じく追い風に転じたエッセンドンは一気に5ゴールを決めて逆転、僅差の試合をものにした。
キャッツのアシスタントコーチのCorey EnrightはDangerfieldの怪我について、数日中には経過が分かると語った。
「ハムストリングが少し硬い状態だったが、試合で悪化したようだ。」
「ここ数日のリカバリーが大切で、数日後には彼の怪我の経過が分かるはずだ。きちんと医者の見地を得て、彼の今後を見守っていく必要がある。」
キャッツはプレイヤーの状況が厳しい。Gary Ablett(ハムストリング)、Nakia Cockatoo(ふくらはぎ)、Stewart Crameri(臀部)、Lachie Henderson(膝)Scott Selwood(足首)と、チームの核となるべきプレイヤーが相次いで離脱している。
Joel Selwood(35ポゼッション、12クリアランス)はキャッツを攻守にわたって支え、Mitch Duncanはこの試合最も多い37タッチとボールに良く絡んだ。キャッツの得点源である大型フォワードTom Hawkinsは5ゴール、Daniel Menzelは4ゴールと2人で多くのゴールを挙げた。
一方のエッセンドン、Zach Merrettは30ディスポーザル(16コンテスト)、9タックルとチームで一番ボールに関わった。さらに今シーズン、ジャイアンツから移籍してきたDevon Smithは22タッチ、2ゴールの活躍を見せた。また、ブルドッグスから移籍してきたJake Stringerは13タッチとまずまずだったが、2つの素晴らしいゴールを決め、会場を沸かせた。
また、フォワードのJames Stewartも3ゴールとFWエリアでの存在感を示し、Josh Greenも2ゴールを決めてFWインサイド50mで効果的な動きを見せていた。
監督のJohn Worsfoldは、キャッツ相手にFWラインでの連携がうまく機能したことを評価した。
「我々のFWラインが相手ディフェンスにプレッシャーを与えていた。さらに試合が進むにつれて中盤も攻撃参加するシーンが増えてより良くなっていた。」
「ボールをうまく回すことができていたし、それは先週のリッチモンド戦の課題のひとつでもあったが、うまく克服することができていた。」
エッセンドンは3月25日(日)、開幕戦を迎える。相手は昨年のグランドファイナリストである、アデレード・クローズ。ホームでの戦いとなるため、勝利してシーズンに弾みをつけたい。
GOALS
Geelong: Hawkins 5, Menzel 4, Blicavs, Kelly, O’Connor, Duncan, Thurlow, C.Guthrie
Essendon: Stewart 3, Stringer 2, Smith 2, Green 2, Zaharakis, Daniher, Parish, Merrett, McKenna, Long
BEST
Geelong: J.Selwood, Duncan, C.Guthrie, Hawkins, Blicavs, Thurlow
Essendon: Z.Merrett, McGrath, Smith, Parish, Myers, Heppell
INJURIES
Geelong: Stanley (calf), Dangerfield (hamstring), Ratugolea (concussion)
Essendon: Gleeson (ankle/Achilles), Zaharakis (ankle)
Reports: Nil
Umpires: Ryan, Harris, Pannell, Gianfanga
Official crowd: 9115 at Central Reserve, Colac