RICHMOND 4.4 6.9 9.12 11.15 (81)
ESSENDON 6.0 8.1 10.3 10.6 (66)
リッチモンドは、土曜日の夜「Dreamtime at the ‘G」と銘打った試合でエッセンドンを15点差で下した。この日詰めかけた観客は85,656人だった。
タイガースのラックマンToby Nankervisが試合終了間際で入れたゴールは、ここ3試合連続での悪夢を払拭し、勝利を確実にした。この試合は第1クウォーターから第3クウォーターまで9回も逆転を繰り返すという接戦となったが、最後のこのゴールで、悲観的なリッチモンドファンでさえも勝利を確信したようだった。
タイガースはインサイド50mに71回入ったのに対して、エッセンドンは42回。インサイド50mに入った回数で勝利が決定づけられたようだった。
エッセンドンの立ち上がりは素晴らしかった。6分間で3ゴールを決め、流れをつかんだ。しかしタイガースもその後は競り合いで勝ち始め、第1クウォーターの中盤では一時逆転にも成功した。
その後も一進一退の攻防が続く。エッセンドンはインサイド50mのチャンスを効率良く得点につなげ、タイガースはボールを支配していたもののセットショットを何度か外してチャンスを無駄にしていた。
Jack Riewoldtは誰もが認めるフォワードだが、珍しくゴール前での簡単なセットショットを2回も外し、タイガースの決定力が不足していることを象徴しているようなプレーを見せた。
しかし、最終クウォーター、同点となった場面でRiewoldtは50m付近でゴールを決め、キャプテンのTrent Cotchinはハーフバックを突破して何度もチャンスを作っていた。タイガースは重要な場面で一気にエンジンがかかったように良いプレーを見せ始めた。
タイガースのDustin Martinはこの日も好調で30タッチ、エッセンドンのDyson Heppell、Brendon Goddard、Zach Merrettらも多くのポゼッションを獲得したが、4クウォーターを通してボールに絡み続けることは出来なかった。
この試合では、タイガースのゴール前でJayden Shortが「デリバレイト・ラッシュ・ビハインド」の反則を取られ、もし1ゴール以内の差でタイガースが負けていた場合、多くの議論を巻き起こしただろう。
タイガースのAlex Ranceはいつものようにバックラインで活躍し、エッセンドンのターゲットである、Cale HookerやJoe Daniherを抑え込んでいた。
Joe Daniherは前半で11タッチ、3ゴールだったが、後半はわずか6タッチ、そして0ゴールと完全に息をひそめた。
エッセンドンのスモールフォワードも、十分に活躍できずGreen、Orazio Fantasia、Anthony McDonald-Tipungwutiの3人で合わせてわずか2ゴールに終わった。
一方のタイガーズはフォワードのプレッシャーが良く、フォワードラインでプレッシャーを与えてゴールにつながったシーンも多く、フォワードのタックル数が多かった。どうしても勝ちたいという気持ちが出ていた試合となった。
エッセンドンは来週、GWSジャイアンツと戦う。この試合に勝ってファイナルへの望みをつなぎたいところだ。
GOALS
Richmond: Riewoldt 2, Edwards 2, Caddy 2, Lloyd, Elton, Martin, Ellis, Nankervis
Essendon: Daniher 3, Goddard 2, Fantasia, Heppell, Green, Stewart, Zaharakis
BEST
Richmond: Martin, Ellis, Rance, Cotchin, Houli, Nankervis, Grigg
Essendon: Zaharakis, Goddard, Hurley, McGrath, Parish, Watson
INJURIES
Richmond: Nil
Essendon: Nil
Reports: Nil
Umpires: Dalgleish, Stevic, Deboy
Official crowd: 85,656 at the MCG