Stringerが足首の怪我で欠場し、今シーズンはすでにフルフォワードのJoe Daniherの復帰にも時間がかかることが決まっている中、得点力不足が懸念されていた。
しかし、そのような心配をよそにエッセンドンの22人は試合で躍動し、67-53でカンガルーズを下した。
試合序盤こそターゲット不足でマークが取れないシーンが目立ったが、第2クウォーターに入ると試合が落ち着き始め、ハンドパスが回り始める。最後のゴールショットが外れ、ビハインドを量産してもどかしい時間帯もあったが、チームを救ったのはZaharakis。
今シーズンからハーフフォワードでフォワードラインでのディフェンススキルに期待がかかっていたが、ラウンド5までの平均ディスポーザル数は1試合わずか10。このままだとポジションを失う可能性もあると噂されていたが、この日はまるで違った輝きを放った。30歳になるベテランは20ディスポーザル、3ゴールと見事攻撃面でも大きくチームに貢献した。
監督のWorsfoldは試合後にZaharakisの起用について語った。
「ボールを触るだけが彼の役割ではなく、目立たないところでチームに大きく貢献していたが、今日は彼にそのご褒美が回ってきた形になった。」
「常に新しいシステムに取り組んでいて、プレイヤーに期待する役割はそれぞれ違う。我々のプランに沿って試合を進めていくのみだ。」
他にもAndrew McGrath(25ディスポーザル)、Darcy Parish(21ディスポーザル、7クリアランス)の若手コンビが活躍し、ハーフバックでの新しい役割に取り組んでいるOrazio Fantasiaも19ディスポーザルと好調だった。さらにCOVID-19の陽性反応が出て試合出場を見合わせていたConor McKennaもこの試合で復帰を果たした。
【今週のExplosion!】
Zaharakisのプレッシャーが生んだゴール。フォワードラインに転がるボールにアタックし、Townsendがキックしたボールに素早く反応。角度のないエリアからスナップショットを放ち、ゴールを奪った。
ボールにアタックするだけではなく、走るルートを計算したプレー。ボールが転がる先を読み、高いスキルでピックとスナップショットを成功させたZaharakisは今後フォワードラインで不可欠なプレイヤーになるだろう。
ESSENDON 2.5 5.11 8.11 9.13 (67)
NORTH MELBOURNE 3.4 4.7 6.11 7.11 (53)
GOALS
Essendon: Zaharakis 3, Langford 2, Laverde, McDonald-Tipungwuti, Snelling, Townsend
North Melbourne: Zurhaar 2, Atley, Brown, Goldstein, Higgins, Scott
BEST
Essendon: McGrath, Zaharakis, Fantasia, Parish, Saad, Ridley
North Melbourne: Goldstein, Simpkin, Zurhaar, Dumont, Hall, McDonald