ステージは整った。
今週末、いよいよエッセンドンの2019年シーズンが開幕する。
<新加入>
主な獲得プレイヤーは2人。Dylan Shiel (ジャイアンツより移籍)とIrving Mosquito (NAB AFL Draft)だ。新しいメンバーを加えたシーズンが始まる。
<退団>
クラブを去ったのは5人。Travis Colyer (フリマントルに移籍)、Brendon Goddard (引退)、Matthew Leuenberger (引退)、Josh Green (戦力外)、Jackson Merrett (戦力外)
<注目プレイヤー>
今シーズンは中盤のDylan Shielに注目が集まる。ジャイアンツではチームの核としてプレーし、チームの躍進を支えた。エッセンドンに入りDyson HeppellやZach Merrett、同じくジャイアンツから移籍してきたDevon Smithとの連携にも期待が集まる。2018年は平均25.9ディスポーザル、6.3スコアインボルブメントの活躍を見せた。26歳のShielはアスリートとしてピークを迎えている。
<監督>
4年連続でJohn Worsfold が務める。ウエストコースト・イーグルスで優勝した経験を生かして、優勝を狙えるチームに変えることができるだろうか。コーチ陣もほぼ同じメンバーで新しいシーズンに臨む。
<組み合わせ>
第1ラウンドはシドニーへの遠征となるが、その後の11ラウンドのうち10試合はメルボルンでの試合となる。中6日の試合が7試合と全クラブの中で2番目に多い。また、Collingwood、GWS、North Melbourne、Fremantle、Sydneyと2試合ずつ戦う。
<JLTシリーズ>
The JLT Community Seriesでは新しいルールを確認することができた。いくつかの戦術はシーズンにとっておくとして明かさなかったが、Jake StringerとAnthony McDonald-Tipungwutiが中盤でコンビを組み、Dyson Heppellが期待の若手Andrew McGrathとハーフバックでプレーし、Kyle LangfordとDarcy Parishがセンタースクエアでコンビを組むなど、新しい形を試した。今シーズンも素早いカウンターアタックが勝敗を決める武器となるだろう。
<怪我の情報>
主なターゲットとなるCale HookerとJoe Daniherがふくらはぎの故障で開幕に間に合わない。リハビリを続けていたMartin Gleesonは開幕戦に間に合う見込み。プレシーズンの序盤に足首を怪我したMason Redmanはフィットネスが戻るまでトレーニングを続けている。
<その他の情報>
エッセンドンは今シーズン、試合経験の多いプレイヤーが少なく、200試合以上出場しているプレイヤーがいない唯一のクラブとなっている。
<成長が期待できるプレイヤー>
ずばりAndrew McGrathだ。ドラフト1位で加入してから毎年成長し続け、昨シーズンまではバックラインでプレーすることが多かったものの、今シーズンは中盤でのプレー時間が増えている。AFLのリズムに完全にフィットした24歳は一試合毎に成長する勢いだ。
<監督とキャプテンからの言葉>
監督:John Worsfold
「JLTシリーズでは思ったような戦いができなかったが、たくさんのことを学べた。我々に足りない部分が明確になり、それを克服すべく調整を続けている。シーズンに入ってからも毎週成長して、ファンの期待に応えたい。今回のプレシーズンは非常にハードにトレーニングし、万全の準備ができている。開幕を控え、フットボールを楽しみたい気持ちで一杯だ。」
キャプテン:Dyson Heppell
「今回のプレシーズンでこのクラブの文化をさらに発展させることができた。お互いのプレイヤーを助け合うことができたことは非常に大きかった。そのことがこのメンバーの大切な文化になったし、非常に嬉しく思う。プレシーズンを通して大きく成長することができたので、JLTでの結果が思わしくなくても、開幕に向けて自信は揺るがない。」