ESSENDON 5.3 10.8 14.13 18.14 (122)
ST KILDA 4.4 6.8 7.10 11.13 (79)
エッセンドンは金曜日に行われたセントキルダ・セインツとの戦いに43点差で勝利し、ファイナル進出へわずかな望みをつないだ。最終クウォーターはベンチに交代できるプレイヤーがいない苦しい状況だったが、最後まで戦い抜いた。
第1クウォーターにディフェンスの要、Brendon Goddardがマークコンテストの際に右ひざを痛め、ベンチへ。33歳のGoddardは今シーズンの末にクラブとの契約が切れるため、今後の去就が注目される。
さらに、ハーフバックのAdam SaadがセインツのNathan Brownにレイトバンプを受け、脳震盪を起こして担架でベンチに運ばれた。
インターチェンジプレイヤーが2人というまま戦い続けたエッセンドン、試合終盤にはOrazio Fantasia(左ハムストリング)、Cale Hooker(右膝)が立て続けに負傷し、第4クウォーターはローテーションがないまま戦うことになった。
エッセンドンは試合の序盤はリズムがつかめない時間帯が多くあったが、後半にかけてボールがつながり、最後は余裕を持った戦いができた。しかし、ファイナル出場への道のりは険しい。残り2試合を残し、上位クラブとの戦いが続く。
この試合も盤石な中盤プレイヤーDyson Heppell、Zach Merrett、Devon Smithが攻守にわたってボールによく絡み、チームを安定させた。
エッセンドンの監督John Worsfoldは人数が減ってからも、良い戦いができたことを高く評価した。
「プレイヤー達は本当に素晴らしかった。何をすべきか、どのような試合展開にしなくてはいけないか、プレイヤーが減った中でも冷静に判断ができていた。」
「彼らは予定にない役割で戦うこともあったが、それぞれの役割を理解してプレーできていた。」
「チームとして徐々に成熟しているのを感じているし、目指しているプレーや、様々なプレースタイルを獲得できていることを嬉しく思う。」
一方のセインツはNathan FreemanがAFLプレイヤーになって1,724日目で初試合を迎え、初ゴールを奪うなど嬉しいニュースもあったが、立て続けにゴールを許すシーンもあり、終始苦しい戦いとなった。
監督のRichardsonは、肩を落としながら試合後のインタビューに答えた。
「プレイヤー、スタッフ、共に素晴らしい戦いをしたし、全力を出したことに疑いはないが、より良く戦えるシーンがあったことも事実だ。」
「時間帯によっては流れをつかみ、勝ちを信じることもできたが、最後まで戦い抜くことができなかった。」
エッセンドンのベストはAnthony McDonald-Tipungwuti。自己最高の5ゴールを奪い、攻撃のリズムをつかんだ。さらにFantasia、Stringer、Myers、Langfordも2ゴールずつ決めて相手ディフェンスを圧倒した。
エッセンドンは来週の金曜日、ファイナル進出をかけて昨年の覇者、リッチモンド・タイガースとMCGで戦う。
GOALS
Essendon: McDonald-Tipungwuti 5, Fantasia 2, Stringer 2, Myers 2, Langford 2, Heppell, Francis, Hooker, McKenna, Smith
St Kilda: Billings 2, Gresham 2, Lonie 2, Freeman, Newnes, Long, Marshall, Paton
BEST
Essendon: McDonald-Tipungwuti, Merrett, McGrath, McKenna, Myers, Heppell
St Kilda: Ross, Steele, Armitage, Billings
INJURIES
Essendon: Goddard (right knee), Saad (concussion), Hooker (right knee), Fantasia (lefthamstring), Langford (left shoulder)
St Kilda: Nil
Reports: Nil
Umpires: Deboy, Pannell, Mollison
Official crowd: 37,483 at Etihad Stadium