SYDNEY 3.2 13.5 17.5 19.7 (121)
ESSENDON 1.3 3.4 5.8 8.8 (56)
エッセンドンは土曜日に行われたシドニー・スワンズとの戦いに56対121で敗れた。勝敗が分かれたのは第2クウォーター。怒涛の勢いで攻めるスワンズを止めることができず、このクウォーターだけで10ゴールを奪われた。
スワンズはシーズンの後半にかけて調子を上げ、直近の17試合で15勝をあげている。スワンズは来週、ジロング・キャッツと金曜日にMCGで戦う。スワンズはキャッツとの相性が良く、近年は6試合中5試合で勝利している。
エッセンドンとの戦いで勢いに乗るスワンズ、さらにSCGでの過去最高の観客動員数もチームを後押しした。
第1クウォーターは両者譲らずに競っていた。風向きが変わったのは第2クウォーター。Lance Franklinが序盤の5分で3ゴールと大爆発。一気に試合の流れをスワンズに引き寄せた。
ハーフタイムを迎えるころには61点差をつけられ、46,323人が入ったSCGはスワンズの応援で赤く染まっていた。
通常シーズンの最終戦、カールトン相手に10ゴールを決めたFranklinはこの日も好調で、合計4ゴールを獲得。エッセンドンのディフェンス陣を圧倒する存在感を見せた。
Franklinに加えて、スワンズのCallum Sinclairはオール・オーストラリアンに選ばれたエッセンドンのディフェンスMichael Hurleyに競り勝ち、ボールを獲得し確実にゴールにつなげていた。
空中戦を制したスワンズは、グラウンドレベルの競り合いでもJosh KennedyやLuke Parkerがボールにアタックし、多くのチャンスを作り出した。
Sinclairは3ゴール9マークの活躍をはじめ、フォワードラインを完全にコントロールしたスワンズは前半だけで18回のコンテストマークを取り、1試合を通しては26回のコンテストマークを記録した。
Kennedyは29ディスポーザル、18コンテストディスポーザル、8クリアランス、2ゴールと、グラウンド上のどこでもボールを追いかけた。さらにParkerはこの試合が150試合目の節目。中盤で良く働き7タックル、7クリアランス、27ディスポーザルとボール近辺でハードに戦った。
スワンズはそれぞれのプレイヤーが役割を果たした。
一方のエッセンドン。シーズンを通して良く戦い、目標のファイナル進出を果たしたものの、大切な試合で力を出し切ることが出来なかった。この試合でJobe WatsonとJames Kellyは引退となる。
試合序盤は競った戦いをしていた。第1クウォーターだけで39タックルと立ち上がりは良かったが、その奮闘ぶりは続かなかった。
ディフェンス50mでのミスが響き、そこからゴールを奪われ始めると、修正することができないまま試合が進んでしまった。
Joe Daniher(3ゴール、17タッチ)はフォワードラインで健闘し、Watson(20タッチ)とKelly(17タッチ)も最後の試合で輝いた。
この敗戦でエッセンドンの2017年シーズンは幕を下ろした。
来年の2018年シーズンに向けてまた新しいチーム作りが始まる。
GOALS
Sydney: Franklin 4, Towers 3, Sinclair 3, Kennedy 2, Rohan 2, Heeney 2, Papley, Jack, Lloyd
Essendon: Daniher 3, Begley 2, Myers, Fantasia, Heppell
BEST
Sydney: Kennedy, Sinclair, Parker, Grundy, Lloyd, Franklin, Jones
Essendon: Daniher, Heppell, Zaharakis, McGrath
INJURIES
Sydney: Lance Franklin (corked thigh), Isaac Heeney (nose)
Essendon: Nil
Reports: Nil
Umpires: Hosking, Chamberlain, Meredith
Official crowd: 46,323 at the SCG