ADELAIDE 9.2 15.6 17.7 23.8 (146)
ESSENDON 3.2 7.2 10.9 13.10 (88)
クローズのフォワード、Eddie Bettsはこの日も6ゴールとゴールを量産。今シーズン負け無しのクローズに大敗した。4万7492人が入ったアデレードオーバルでのアウェイの試合、序盤から相手の勢いに圧倒され65点差のリードをつけられての負け試合となった。
これで今シーズン4勝0敗となったクローズは、好調を維持している。この日の試合もハーフタイムまでに15ゴールを決め、得点力の高さを見せつけた。
Bettsをいかに抑えるかがこの試合のカギとなっていたが、マークについたMark Baguleyをはじめエッセンドンのディフェンス陣は、彼のランニングスキル、マークコンテストの強さ、ゴールキックの正確さに歯が立たなかった。
クローズの監督Don Pykeは試合後に語った。
「彼は素晴らしいプレイヤーだ。先週、人種差別を受けたことが問題となっていたが、自身のパフォーマンスに影響を与えることなく、試合に集中できていた。」
「彼はクラブにとって不可欠な存在となっており、リーダーシップグループの一員として素晴らしい働きをみせている。」
「そして、今日のこのプレー内容だ。」
クローズのキャプテンTaylor Walkerも5ゴールと活躍し、Rory Lairdは34ディスポーザル、Rory Sloaneも33ディスポーザルとボールタッチ数を増やした。
エッセンドンのZach Merrettはシーズンに入って常に良いプレーを見せていたが、この日も34ポゼッションと活躍。しかしチームは発奮せず2敗目となり、これで2勝2敗となった。
クローズのディフェンダーJake Kellyは走り回り、攻守に活躍。しかしJake Kellyは第3クウォーターに目の怪我でベンチへ下がった。Walkerは序盤からフォワードで核となり、最初のクウォータータイムに入るまでに36点の差がついた。
エッセンドンの監督John Worsfoldは試合後のインタビューで冷静に答えた。
「最も悩ましかったのは第1クウォーター、そして前半であまりに多くの点差をつけられたことだった。」
「我々がボールを支配できていた時間もあったが長くは続かず、スキルミスをうまく相手につかれてしまった。」
「AFLの試合では少しのペースダウンも許されない。」
「この試合は非常に早く大きく展開する試合で、クローズのほうが我々よりもその点で勝っていた。」
クローズのスピードとボール運びの質の高さに、対応しきれなかったエッセンドン。防戦一方の試合となった。エッセンドンはクローズの攻撃を食い止めることができず、前半はわずか17タックル。
試合のテンポがさらに上がった第2クウォーターもクローズの攻撃を止められず、前半だけで52点差の96-44で後半へ。前半のこの点差はクローズにとって1997年のラウンド17ぶりとなる大量リードとなった。
第3クウォーターに入るとエッセンドンが息を吹き返す。タックルは20-13と相手を圧倒し、インサイド50に入った数も20-12とリード。点差を40に縮めて第4クウォーターへ。
しかし第4クウォーターは再び相手の反撃に合い、最後まで試合の主導権を握ることはできなかった。
エッセンドンは10日間の休みの後、伝統的なアンザックデーマッチで、コリンウッド・マグパイズとの戦いへ臨む。
GOALS
Adelaide: Betts 6, Walker 5, Otten 2, Atkins 2, Sloane 2, Lynch 2, Cameron, Menzel, Laird, Douglas
Essendon: McDonald-Tipungwuti 4, Colyer 3, Langford 2, Daniher 2, Fantasia, Zaharakis
BEST
Adelaide: Walker, Betts, Sloane Laird, Jacobs, Smith
Essendon: Colyer, Merrett, Goddard, Kelly, Zaharakis, Daniher
INJURIES
Adelaide: Kelly (eye)
Essendon: TBC
Reports: McKenna (head high contact)
Umpires: Deboy, Schmitt, Kamolins
Official crowd: 47,492 at Adelaide Oval